【新社会人必見】確定拠出年金の仕組みと運用商品の選び方

老後不安
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こんなことが知りたい人へ

確定拠出年金って何?

各運用商品の特徴は?

どれを選べばいいの?

こんにちは。社畜10年生のガウです。

 

皆さんの会社では確定拠出年金を導入していますか?

僕の就職した会社では確定拠出年金が、退職金制度の一部として導入されています。

 

入社当時、「投資」の「と」の字にも触れてこなかった僕は

人事担当
人事担当

弊社では退職金の一部を確定拠出年金年金として運用しています

運用商品は自分で選んでくださいね

ガウ
ガウ

確定拠出年金?運用?

(何言ってんだコイツ)

と思った記憶があります。

 

今では投資をするようになり、ようやく確定拠出年金のメリットが分かりました。

確定拠出年金は、老後資金を準備するための非常に優秀な手段です。

 

そして、運用商品選びがとても重要です。

正直「入社した時、あの商品選んでおけばよかった」と後悔しています。

 

僕が入社当時に選んでおけばよかった、新社会人にオススメしたい運用商品は

外国株式投資

です。

新入社員だけではなく、20代~40代前半ならオススメします。

 

確定拠出年金には

確定拠出年金のメリット
  • 拠出金は会社が負担してくれる
  • 60歳までの長期投資可能
  • 運用益が非課税

というメリットがあります。

 

銀行預金などの元本保証の運用商品を選んでしまうと、このメリットが得られないでしょう。

 

外国株式投資挑戦することで、大きなリターンを得られる可能性があります。

 

お金は会社が出してくれるので、多少リスクをとっても普段の生活が脅かされることはないでしょう。

 

とは言え、外国株式なら何でも良いわけないです。

中にはとんでもない「ぼったくり商品」もあります。

 

この記事では、僕の後悔した経験を元に

この記事の内容

確定拠出年金とは

確定拠出年金の運用商品と特徴

確定拠出年金で外国株式投資がオススメな理由

確定拠出年金の外国株式投資商品で見るべきポイント

を紹介します。

 

運用商品選びに迷っている人の参考になると嬉しいです。

 

この記事では、企業型の確定拠出年金を主に紹介していますが、個人型(iDeCo)にも応用できます。

株式投資は元割れする可能性があります。

最終的な投資判断は、ご自身で行なってください。

 

実際の運用実績(10年間)は以下の記事で紹介しています。

参考にしてみてください。

 

確定拠出年金とは

確定拠出年金とは、簡単に言ってしまうと自分で用意する年金です。

 

会社員、公務員なら「1階の国民年金+2階の厚生年金」がもらえますが、確定拠出年金は年金をさらに上積みする手段です。

 

国民年金や厚生年金は、年々支給額が減少しています。

しかし、確定拠出年金は運用次第で年金を増額できます。

 

減った年金を補填するための制度と言ってもよいでしょう。

 

確定拠出年金(企業型)の特徴
  • 会社が掛金を負担してくれる
  • 年金の受取は原則60歳以降
  • 運用商品は従業員(自分)で選ぶ
  • 運用商品は会社で決められている
  • 運用益は非課税
  • 受取時には各種控除が適用

 

確定拠出年金(企業型)のメリットとデメリットは以下のようになります。

メリットデメリット
掛金は会社が出す
 会社のお金で運用できる
運用益が非課税
 約20%の税金がなくなる
受取時は控除が適用
 受取金の税金が減る
原則60歳まで受取不可
 60歳未満は受け取れない
運用に失敗すると年金が減る
 損失が出る可能性もある
選べる商品が限られている
 ベストな商品が選べない

 

確定拠出年金の運用商品と特徴

確定拠出年金の運用商品には、「元本保証型の商品」と「元本保証なしの商品」があります。

元本保証型の商品
  • 銀行定期預金
  • 生命保険 など
元本保証なしの商品
  • 国内債権
  • 外国債権
  • 国内株式
  • 外国株式

 

各運用商品を紹介する際に「インデックス投資信託」というのが登場します。

ガウ
ガウ

インデックスは日経平均とかTOPIXなどのことだよ

色んな会社の株価から算出されています

インデックス投資信託は「色んな株(債券)のパック商品」くらいに覚えておいてください。

 

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

元本保証型

銀行定期預金

銀行へお金を預ける商品です。

 

ゴミみたいな低金利ですので、非課税のメリットを全く活かせないでしょう。

 

また、預金金利に関しても、ネット銀行の方が100倍近く高いです。

正直、確定拠出年金で選ぶ意味が分かりません。

ガウ
ガウ

入社当時、何も分からず銀行預金にしていました

今ではメチャクチャ後悔しています。。。

 

生命保険

生命保険による運用です。

 

金利は銀行定期預金より若干高めですが、ゴミの範囲です。

非課税のメリットを全く活かせないでしょう。

 

利率もネット銀行に負けています。

こちらも確定拠出年金で選ぶ意味が分かりません。

 

元本保証なし

国内債券

国内債券のインデックス投資信託です。

 

債券は、国や企業へお金を貸す際に発行されるものです。

借金なので大きな価格変動はありません。

 

利率は銀行預金よりも高いです。

元割れの可能性はありますが、リスクは低めです。

 

安全志向の方や定年間近の方は選んでもいいと思いますが、若い世代にはビミョーですね。

 

外国債券

外国債券のインデックス投資信託です。

 

お金を借りている国、企業が外国になります。

こちらも大きな変動はありませんが、為替による変動リスクがあります。

 

利率は国内債券よりも高めですが、その分元割れリスクも高いです。

 

そこそこのリターンが望めますので、運用商品の一部として組み込むのはアリだと思います。

組み込む場合は、手数料の安いものを選びましょう。

 

国内株式

日本株のインデックス投資信託です。

先ほど説明した日経平均やTOPIXなどの値動きに連動します。

 

2022年現在、日本の株式市場は増税傾向など、先行きが良くないです。

オレは日本を応援したいんだ!

という方以外は、長期的な成長が見込めないので、やめた方がよいでしょう。

 

ガウ
ガウ

僕は日本を応援したいので、少しだけ組み入れているよ

リターンはあまりよくないけどね。。。

組み込む場合は、手数料が低いものにしましょう。

 

外国株式

外国株のインデックス投資信託です。

 

外国株式のインデックスに連動します。

確定拠出年金の本命商品です。

 

  • 人口増加
  • GDPの増加
  • 新しいモノ、サービス

世界経済は年々成長しており、それに伴い株式市場も成長します。

長期的に見れば、大きなリターンが期待できるのです。

 

確定拠出年金で外国株式投資がオススメな理由

新社会人という若者であれば、40年近く運用できますよね?

 

アメリカなどの諸外国は年々成長しているため、株式投資により大きなリターンを得られる可能性が高いのです。

 

画像引用元:WealthNavi 長期投資のメリットの基礎知識

有名な米国株インデックスのS&P500に投資した場合、「15年以上投資すると損をする可能性は低い」というデータがあります。

 

期待リターンの比較

銀行預金に預けた場合と、外国株式を購入した場合を比較してみましょう。

 

掛金は月々5000円、銀行預金金利は0.002%、外国株式想定利回りは5%で計算しています。

 

なんと40年後には3倍以上の差になっています。

掛金に対し500万円以上も増える計算です。

 

この利益に対しては、ほとんど税金がかかりません。

 

もちろん、実際の株式運用は、こんなに上手くいきません。

しかし、銀行預金だと、数百万円増やせる可能性を捨てているのです。

 

外国株式 商品選びのポイント

確定拠出年金を外国株式で運用する場合、どんな商品でも良いわけではありません。

中にはとんでもない「ぼったくり商品」もあります。

 

運用商品選びって難しそう。。。

と思うかもしれませんが、商品選びで見るべきポイントは2つだけです。

外国株式 商品選びのポイント
  1. 連動する指数(インデックス)
  2. 手数料(購入、売却、信託報酬)

 

オススメのインデックス(指数)

インデックス(指数)は以下のものがオススメです。

米国株式に連動
  • S&P500
  • CRSP USトータル・マーケット・インデックス
全世界株式に連動
  • MSCIコクサイ・インデックス
  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス

 

確定拠出年金の運用商品を選ぶ際は、説明欄にこれらの用語が入っているものを探しましょう。

 

信託報酬:0.3%以下

信託報酬とは、運用会社に支払う管理費用です。

低ければ低いほど良いとされています。

 

その他の手数料に関しては、以下のような商品がオススメです。

投資信託の手数料
  • 買い付け(購入)手数料無料
  • 信託財産留保(売却手数料)無料
  • 信託報酬:0.3%以下

 

先ほどの紹介したインデックスが複数あった場合は、手数料が一番安いものにするのもアリです。

 

優良投資信託ランキング

「Fund of the Year 2021」という、投資をしている人が選んだ優良投資信託ランキングがあります。

運用商品の中にランクインしている投資信託があるなら、その中から選ぶのも賢い選択でしょう。

 

ただし、5位の「iFree レバレッジNASDAQ100」だけはダメです。

長期投資には向いていません。

 

まとめ 外国株式投資に挑戦!

新社会人にオススメの運用商品

外国株式投資
 非課税メリットを最大限に活かす

オススメのインデックス
  • S&P500
  • CRSP USトータル・マーケット・インデックス
  • MSCIコクサイ・インデックス
  • FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
  • MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
手数料の目安
  • 買い付け(購入)手数料無料
  • 信託財産留保(売却手数料)無料
  • 信託報酬:0.3%以下

 

非課税というメリットを活かすなら、外国株式投資が最有力候補になると思います。

 

もちろん、絶対利益が出る保証はありません。

「1円でも減ると困る」という人は、銀行預金や生命保険でもいいと思います。

 

株式投資はマイナスになる期間があります。

含み損を耐えられるかが、利益を得るためのポイントです。

 

確定拠出年金は一度設定すると、ほとんどの人は退職するまで見ないでしょう。

含み損を見ないで済むというのも、株式投資と相性がよいところです。

 

確定拠出年金は、老後資金の大きな助けになります。

上手に運用して、老後生活を快適にしたいですね。

 

皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。

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