こんにちは。「ガウ」です。
皆さんは「マイナンバーカード」を作りましたか?
僕は「マイナポイント」がもらえる時に作りました。
「マイナポイント」は、
キャッシュレス決済を利用すると最大5000円分が還元される
というお得なキャンペーンでした。
しかし、このお得なキャンペーンは
2021年3月31日で終了します。

「2021年4月以降、
マイナンバーカードって取得しておいた方がいいの?」
結論から言うと、
「新生活などで、銀行口座、証券口座の開設が多い人」
「免許証など、他に身分証明書を持っていない人」
「毎年、確定申告をする人」
上記のような人以外は、急いで作る必要はないでしょう。
政府が様々なサービスの提供を考えているようですが
現在使えそうなのは
- 身分証としての機能
- インターネットで確定申告ができる機能
この2つだけです。
この記事では
- マイナンバーカードで出来ること
- マイナンバーカードのイマイチな点
- 急いでマイナンバーカードを作る必要がない理由
について詳しく解説していきます。
マイナンバーカードを作るか迷っている人の
参考になると嬉しいです。
マイナンバーカードで出来ること
総務省のマイナンバーカード公式サイトに記載されている
マイナンバーカードでできるサービスは以下の通りです。
- 本人確認書類になる
- 各種証明書をコンビニで取得できる
- 健康保険証として使える
- 行政手続きをオンラインできる
- 確定申告が家でできる
1.本人確認書類になる
マイナンバーカードは、顔写真がついているので
顔写真付きの本人確認書類として利用できます。
また、マイナンバーの記載があるため、
銀行口座や証券口座を開設する際、
必要書類が「マイナンバーカード」1枚で済みます。
2.各種証明書をコンビニで取得できる
マイナンバーカードがあれば、
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書等
市区町村が発行する証明書をコンビニで取得できます。
ただし、
- 対応している市町村が少ない
- 本籍地以外のコンビニでは、事前に申請が必要
など、現状では使える人がかなり限定されています。
ちなみに、僕の住んでいる地域では対応しておらず
かなりガッカリさせられました。
3.健康保険証として使える
2021年の3月から、
マイナンバーカードが
健康保険証として使えるようになる予定です。
マイナンバーカードが
健康保険証として使えるようになることで
- 就職・転職・引越をしても
健康保険証としてそのまま使える - ネット、アプリで
特定健診情報や薬剤情報・医療費が見らる - ネット、アプリで
確定申告の医療費控除ができる - 窓口への書類の持参が不要になる
マイナンバーカードを健康保険証として利用するには
事前申請が必要で、すでに申し込みが始まっています。
※マイナポータルから申し込むことができます。
マイナンバーカード読取対応のスマートフォンか
パソコン+ICカードリーダーが必要になります。
ただし、
- 医療機関も対応する必要がある
- 現状、対応している医療機関が少ない
今のところあまり使えるサービスではありません。
4.行政手続きをオンラインできる
マイナンバーカードがあると
一部行政手続きを、
役所に出向かなくても行うことができます。
- 子育て、介護サービスの検索、申請
※地域で異なる - 就労証明書作成
- 法人設立
こちらも、マイナンバーカードの他に
マイナンバーカード読取対応のスマートフォンか
パソコン+ICカードリーダーが必要です。
一見良さそうなサービスなのですが、
サービスへの対応が地域で異なる
というのがイマイチです。
役所までが遠い地方でも使いたいサービスなのですが、
地方はこういうサービスに中々対応してくれません。
5.確定申告が家でできる
マイナンバーカードがあれば
インターネットで確定申告(e-Tax)することができ、
税務署に出向く必要がありません。
しかも、マイナポータルと連携すれば
- 生命保険などの控除証明書を一括で入手
- 証明書などの情報を自動入力
- 保険料区分を自動判定
- 控除額を自動計算
など、確定申告の際の手間が省けます。
こちらのサービス利用にも
マイナンバーカード読取対応のスマートフォンか
パソコン+ICカードリーダーが必要です。
スマホ一台で確定申告ができるのは嬉しいですね。
マイナンバーカードのイマイチな点
- 取得までが超面倒
- 更新が必要
- サービスが使えない
取得までが超面倒
- アプリのインストール
- 住所、氏名などの必要項目を入力
- 顔写真の撮影
- 個人番号カード交付通知書を受け取る
- 個人番号カード交付通知書、
通知カード、そして本人確認書類
(免許証など)を用意する - 5.の書類を持って、
交付通知書に記載されている交付場所へ
マイナンバーカードを受け取りに行く
手順多すぎませんか?
僕は「マイナポイント」が欲しかったので我慢できましたが
お得なキャンペーンがない限り、
耐えられないレベルの面倒さでした。
しかも、
これだけ面倒な手順を踏んだのにもかかわらず
発行までに1ヶ月以上待たされます。
ちなみに、僕は申請から発行まで2ヶ月かかりました。
「使いたい」と思った時に申請しようとしても
手続きが面倒な上に、全然発行されません。
更新が必要
「マイナンバーカード」を受け取った時に
初めて聞いて「は?」となってしまったのですが、
「マイナンバーカード」は
5年または10年ごとに更新が必要です。
年齢 | カード自体の有効期限 | 利用者証明用電子証明書の 有効期限 | 署名用電子証明書の 有効期限 |
20歳以上 | 10年 (10回目の誕生日まで) | 5年 (5回目の誕生日まで) | 5年 (5回目の誕生日まで) |
15歳以上〜20歳未満 | 5年 (5回目の誕生日まで) | 5年 (5回目の誕生日まで) | 5年 (5回目の誕生日まで) |
15歳未満 | 5年 (5回目の誕生日まで) | 5年 (5回目の誕生日まで) | × (利用不可) |
利用者証明用電子証明書は
インターネットのウェブサイト(マイナポータルへのログイン)や
コンビニ等で住民票などを取得する際に利用します。
署名用電子証明書は
インターネットで電子文書を作成・送信する際に利用します。
(e-Taxで確定申告する際など)
「マイナンバーカード」を利用する人のほとんどは
5年での更新が必要となります。
しかも、更新の手順は
取得の手順とほぼ同じで、超面倒です。
正直、国民を舐めすぎだと思いました。
サービスが使えない
先ほど紹介した「マイナンバーカードで出来ること」のうち、
- 各種証明書をコンビニで取得できる
- 健康保険証として使える
- 行政手続きをオンラインできる
これらのサービスは
対応している自治体や病院が少なく、全然使えません。
僕の住んでいる青森県なんかは、全然ダメでしたね。
まとめ サービス対応が不十分
急いで作る必要なし!
- 本人確認書類になる
マイナンバーカードで1枚で口座開設ができる - 各種証明書をコンビニで取得できる
対応している自治体が少ない - 健康保険証として使える
対応している病院が少ない - 行政手続きをオンラインできる
対応している自治体が少ない - 確定申告が家でできる
スマホ1台でも確定申告できる
「マイナンバーカード」を持ってて便利になることは
- 銀行口座、証券口座の開設
- 確定申告
今のところは、この2つだけなので、
ほとんどの人は「焦って作る必要はない」と思います。
イマイチな点も多いですからね。
- 取得までが超面倒
1ヶ月以上待たされる上、役所に出向く必要がある - 更新が必要
多くの人は5年更新、更新手続きも面倒 - サービスが使えない
自治体や病院の対応が進んでいない
政府は「マイナンバーカード」を普及させたいようなので
今後も「マイナポイント事業」のような
キャンペーンを展開する可能性もありそうです。
そのため
- もっとサービスが充実する
- サービスに対応した自治体、病院が増える
- 取得〜発行までの手続きが簡単、早くなる
- 新しい普及促進のキャンペーンが実施される
これらを待ってからでも、遅くはないと思います。
「マイナンバーカード」を本気で普及させたいなら、
もっと利便性の向上させる必要がありそうです。
頑張って作っても「使えない」カードなら
意味ないですからね。
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