株価が下がったら追加で投資したい
投資額を増やすのが怖い
積立額を上げるのが怖い
インデックスファンドによる積立投資は、最初の設定さえしてしまえばやることはありません。
毎月淡々と積み立てればよいのですが、
- 株価が下がった場合
「もっと投資額を増やした方が良いのでは?」 - 円安になった場合
「現金で持っておくのがもったいないのでは?」
という気持ちになりませんか? 僕はなります。
しかし、投資額を増やすというのは、言うのは簡単ですがハードルが高いです。
なぜなら、ご自身のリスク許容度を上げることになるからです。
大きなリターンを狙って何もせずに投資額を増やす、リスク許容度を上げるのも危険です。
リスク許容度を上げるためには、
貯蓄(資産)を増やす
知識を増やす
経験を積む
が必要だと考えます。
ネット記事、SNSに流されて追加投資するのは避けましょう。
この記事では、それぞれの内容が「リスク許容度アップ」につながる理由を紹介します。
おまけとして、リスク許容度が高すぎる時に現れる症状についても紹介します。
自分のリスク許容度を超えた投資をしてしまうと「株価下落時の損失に耐えられず退場」なんてことに陥りかねません。
特に、投資初心者はリスク許容度(耐えられる損失)が比較的低いです。
僕も投資を始めた頃は、投資額を増やすことができませんでした。
そのせいで、コロナショックの回復を取りこぼすなど、非常に苦い経験をしました。
貯蓄額が増え、様々な知識を得て、実際の株式相場を経験し、リスク許容度が上がった今では、毎月20万円以上積立てています。
FIREを目指している人は、リスク許容度を上げ、投資額を増やすことは必須でしょう。
なかなか投資額、積立額が増やせないという方の参考になると嬉しいです。
リスク許容度とは
投資の世界では、リスクは「不確実性」の意味で使われます。
簡単に言えば「収益や損失の振れ幅」です。
リスク許容度は「どれだけの損失に耐えられるか?」の度合いのことを指します。
投資のリスクについては、以下の書籍が参考になりました。
リスク許容度は、年齢、独身/既婚、子あり/なし、収入、資産額など、個々人の環境で異なります。
100万円の損失に耐えられる人もいれば、1万円の損失でも耐えられない人もいます。
リスク許容度を上げるために年齢や家族構成を変えることは、ほぼ不可能です。
収入を上げるのも、すぐには難しいですよね。
リスク許容度を上げる方法
誰でもできるリスク許容度上げる方法を3つ紹介します。
貯蓄(資産)を増やす
知識を増やす
経験を積む
貯蓄(資産)を増やす
一番手っ取り早くリスク許容度を上げる方法です。
1,000万円持っている人の10万円損失
100万円持っている人の10万円損失
同じ10万円の損失でも、精神的ダメージは全く異なります。
貯蓄が多いほど、取れるリスクが大きいということです。
貯金を増やしたり、積立投資で資産額を増やしていくことで、リスク許容度は上がっていきます。
知識を増やす
投資に関する知識を増やすことも有効です。
- 投資手法はどういうものがあるのか?
(長期、短期、パッシブ、アクティブなど) - 自分に合った投資手法か?
(インデックス、手数料、期待リターンなど) - 投資先の政治、経済、財政状況は?
(経済動向、人口推移、財務状況など)
例えば、S&P500のインデック長期投資の場合、15年以上運用すればリターンはプラスになるという統計データがあります。

このデータ(知識)があれば、運用開始数年では半分近くになる可能性もあるということがわかります。
自分の頭で理解することでもリスク許容度は上げられるのです。
お金の知識を身につけるなら書籍がオススメです。
投資に限らず、社会保障、税金、不動産の知識まで身につけるならファイナンシャル・プランナー(FP)の資格取得もオススメです。

経験を積む
少し時間はかかりますが、いちばん重要です。
どんなに貯蓄しても、どんなに知識をつけても、経験がなければリスク許容度を上げるのは難しいでしょう。
僕自身の体験になりますが、
- 貯蓄:1,000万円以上
- 書籍で知識も十分
このような状態であったのにも関わらず、積立額を増やすことができませんでした。
積立投資を開始から5年経ってようやく積立額を増やせました。
積立額を増やせた理由は、様々な経験を積んだことが大きいです。
下落、暴落、上昇、急騰、etc.
これらを経験することで、だんだんとリスク許容度は上がっていきます。
少額からでも淡々と積立投資を続けてください。
適切なリスクを取れるようになるための訓練になります。
最初の積立額に迷った場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
リスク許容度を超えている時の症状
以下のような症状が現れた場合は、リスク許容度を超えている可能性が高いです。
- 値動きが気になって仕方がない
- イライラすることが多くなった
- 夜ぐっすり寝られない
上記のような症状が1つでも現れた場合、リスク許容度および投資額を見直しましょう。
リスク許容度を超えていると、お金だけではなく、心と体にも支障をきたします。
心と体の健康は、お金では買えません。
僕自信、FXでレバレッジをかけた時に、上記のような症状を経験しています。
仕事も私生活もメチャクチャになりました。
まとめ
貯蓄(資産)を増やす
知識を増やす
経験を積む
リスク許容度はむやみに上げる必要はありません。
しかし、今の世の中はリスクを取らなければリターンが得られないでしょう。
自分の生活環境や資産額に対し、低すぎるリスク許容度では、インフレリスクに負けてしまうでしょう。
また、FIREを目指している場合はリスク許容度を上げ、積立額を大きくする必要があります。
貯蓄、知識、経験を増やして、自分にとって適切なリスクが取れるようにしたいですね。
資産運用の参考になりましたでしょうか?
皆様の資産運用が上手くいくことを願っています。
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