こんにちは。「ガウ」です。
皆さんは保険に入っていますか。
生命保険文化センターの調査によると
日本人の生命保険の加入率は
全体で82.1 %、男性で81.1%、女性では82.9%
となっています。
個人年金保険も合わせると、
全体で 83.4 %、男性で 82.0 %、女性で 84.5 %
ほとんどの人が民間保険に入っています。
また、年間の保険料の平均は、
全体が 19.6 万円、男性が 23.4 万円、女性が 16.8 万円
多くの人が、年間20万円以上保険料を支払っているようです。
みんなが入っているから
病気や老後が不安だから
使わなくても戻ってくるから
このような漠然とした理由で入っていませんか?
僕も社会人になりたての時、
親に言われるがままに生命保険、医療保険に入りました。
万が一の時、必要になるから
使わなかったら戻ってくるから
しかし、お金、保険のことについて学び
保険について考え直したところ、
これらの保険は必要ないことに気づき、全て解約しました。
この記事では
について紹介します。
新しく保険をかけよう思っています
今の保険の見直おそうと思っています
このような方の参考になると嬉しいです。
保険の役割とは?
本来の保険の役割は、
確率は低いが、発生すると損失が大きいリスクへの備え
です。
これらのように、
個人では耐えられないリスクに備えるのが保険です。
必ず発生するもの(老化など)、
損害額が小さいもの(病気など)は
保険ではなく、貯蓄で備えるのが基本です。
僕が保険を生命保険を解約した理由
保険の役割を考えると、
生命保険、医療保険、個人年金保険などは不要
という考えに至りました。
もう少し詳しく
僕が保険を解約した理由を紹介します。
すでに保険に加入済みだった
実は、生命保険や医療保険に入っていなくても
僕らはすでに保険に加入しています。
それは「社会保険」です。
日本は国民皆保険で、全ての人が「社会保険」に加入しています。
そして、日本の社会保険は、世界一手厚い保険なのです。
税金、社会保険料、年金を納めていれば
病気やケガ、老後資金に対しては、
すでに最低限の備えができているのです。
病院での窓口負担は3割
入院・手術で100万円かかったとしても、
自己負担は10万円程度で済むよ
(高額医療費制度)
病気やケガで働けなくなっても
障害年金で年間781,700円以上もらえるよ
亡くなったとしても、子供のいる妻には
年間1,000,000万円以上の遺族年金がもらえるよ
65歳以降は、国民年金で年間約780,000円もらえるよ
年金システムはよく出来ていて、
払い損になることも少ないよ
民間保険は割高
民間保険でも
死亡、病気、怪我への備えになるんじゃない?
確かに、民間保険でもリスクへの備えになるのですが、
保険会社は営利団体であり、利益を得る必要があります。
皆さんから集めたお金は、保険金の支払いだけではなく、
社員の給料、CM女優のギャラなどにも使われます。
社会保険は、利益を得ることを目的としていないので
どう考えても、社会保険より割高になります。
みんなの不安を煽って
必要以上の保険に加入させて、
利益を得ているんだよ!
会社員、公務員はさらに強力な保険に加入済み
会社員や公務員は
健康保険、厚生年金、雇用保険に加入しています。
障害給付、遺族給付、年金は上乗せされ、
退職したり、会社が倒産しても失業給付がでます。
女性の方は、子供を産むと出産一時金が
育児休業中は育児休業給付金が貰えます。
さらに扶養家族にすれば
家族分の保険料を払わなくてもよくできます。
会社員や公務員として働いていることが
一番の保険だよ!
貯金で十分、使い勝手がよい
病気になったらどうしよう
がんになったらどうしよう
このような不安はありますが、
日本には高額医療費制度があり、
自己負担額には上限があります。
たとえば年収約500万円の人の場合、
1ヶ月の治療費の上限は8万7千円
手術をしたり何度も通院して、
治療費が30万円かかったとしても、
差額の21万3千円が戻ってくるよ!
がんの治療にかかる自己負担金も、
この高額医療制度を利用すると、
3人に2人が50~100万円で済んでいます。
100万円以上の貯金があれば、
病気の備えとしては十分だね!
また、貯金は使いたいときにすぐ使えます。
ケガや病気だけではなく、
家具・家電が壊れた
引っ越すことになった
家・車の修理が必要になった
など様々なトラブルにも対応できるのです。
年間何十万円も払うより
自分で貯めた方が早いし便利!
保険はギャンブル
保険に入ってて助かった!
保険に入っていて得をした!
もちろん、こういう人もいます。
しかし、保険で得をしたいという考えは
自分が病気になる、怪我をする、失業する
という賭けをしているのと同じなのです。
自分が不健康になるのに賭けるより
日頃から健康に気をつけて生きていたい
ギャンブルでは、勝った人以外は損をします。
そして、一番儲けるのはディーラー(保険会社)です。
本当に必要な保険はこの3つ
保険って全く入らなくていいの?
貯蓄型の生命保険や医療保険、個人年金保険、がん保険などは
ほとんどの人には不要でしょう。
しかし、火災・交通事故・早逝など、
低確率だが発生すると
損失が大きいリスクには備えておく必要があります。
僕が必要と考えている保険は以下の3つです。
僕は火災保険と自動車保険に入っています。
地震保険(特約)は、
なかなか支払われないという実態があるので入っていません。
車両保険は、使ったとしても保険料が上がるため
非常にコスパが悪いので入っていません。
掛け捨ての生命保険は
遺族厚生年金と十分な貯金があるので入っていません。
貯蓄型の保険が一番ダメ
掛け捨ての生命保険はオススメしてるよね?
貯蓄型じゃダメなの?
満期返戻金もあるし、お得に見えるよ!
貯蓄方の生命保険、医療保険は、
など、デメリットの方が多いです。
貯蓄は貯蓄、保険は保険と切り離して考えよう!
貯金は用途が自由で、どんなリスクの備えになります。
貯金できないカバーできない大損失に備える
これが保険の基本的な考え方です。
参考書籍
僕が保険をやめるきっかけとなった本を紹介します。
「本当の自由を手に入れる お金の大学」
この本には、この記事で紹介した内容のほか、
節約術、年収アップのコツ、投資など
お金に関する内容が網羅されています。
リスクに備えて貯金するぞ!
という方は、参考にしてみてください。
まとめ
保険を契約した当時、僕は20代未婚。
保険に対する知識なんてなく、
周りにすすめられるがままに契約しました。
しかし、1000万円貯めようと思った際、
初めて保険に対して調べ、
自分には不要ということがわかりました。
支払った保険料が無駄になってしまうため、
解約するのをためらいましたが、
思い切って解約しました。
おかげさまで、順調にお金が貯まり、
今では1000万円以上の金融資産があります。
しかし、保険で失った数十万円は
二度と戻って来ません。
皆さんには僕のように
何十万円も損してほしくないです。
これから保険を契約しようと思っている方、
保険の見直しを考えている方は
本当にその保険は必要か?
社会保険、貯金でカバーできないか?
保険会社で運用してもらう必要があるのか?
これらの内容を考えて、判断をしてみてください。
僕としては、
不要な保険を契約するより、
不要な保険を続けるより、
思い切って保険を辞める方がよいと思っています。
以上、参考になるとうれしいです。
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