こんにちは。絶賛損失拡大中のガウです。
2022年3月現在、国際情勢が不安定でインフレが進み、株価が大幅に下落しています。
最近投資を始めた人は「こんなはずじゃなかった!」という人も多いのではないでしょうか?
中には、つみたてNISAを辞めてしまった人もいるようです。
S&P500、全世界株式などの優良インデックスに投資していたなら、非常にもったいないでしょう。
どんなに優良なインデックスへ投資でも、一時的にマイナスになることはあります。
では、なぜ辞めてしまう人が多いのでしょうか?
僕は原因の一つは、資産運用シミュレーションだと思います。
金融庁や証券会社が、資産運用シミュレーターを出しています。
アセットマネジメントOne 資産運用かんたんシミュレーション
これらの資産運用シミュレーションは、利回り、毎月の積立額、運用年数を入力するだけで、簡単に将来の資産額が予想できます。
しかし、シミュレーションで得られる結果は、毎年右肩上がりで資産が増えるような結果となっていて、現実とは大きく乖離しているのです。
最終的な資産額というのは、シミュレーションに近いものになるでしょう。
(15年以上の長期投資の場合)
しかし、運用過程での資産額は、増えたり減ったりを繰り返すのです。
この記事では、運用過程も考慮した資産額の変動をシミュレーションを紹介します。
※この記事でのシミュレーションは、確率に基づいた結果です。
将来の値動きの予測ではないので、ご了承ください。
資産運用シミュレータの結果
毎月の積立額:5万円
想定利回り:5%
積立期間:30年
上記条件で、金融庁の資産運用シミュレーションを使いシミュレーションしてみましょう。
毎年右肩上がりで資産が増えるような結果が得られます。
しかし、現実はこんなキレイに資産は増えません。
利回りのバラツキを考慮
先ほどと同じ条件で、利回りの変動を考慮してみましょう。
資産が増える期間
資産が減る期間
資産が停滞する期間
これら3つの期間があるのが分かります。
資産は増減を繰り返しながら、最終的な金額に近づくのです。
※イメージがつきやすいような結果を載せています。
作成したシミュレータは、実行ごとに結果が変わります。
まとめ
皆さんは、30年後を目指して投資を始めたのではないでしょうか?
資産は減る時期もあると認識して、ドンと構えましょう。
S&P500や全世界株などの優良インデックス投資信託(ETF)保有者は、シミュレーションに惑わされず、明るい未来を信じ続けてほしいです。
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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