実は割高!地方移住のメリット・デメリット【コスト比較】

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こんなことが知りたい人へ

地方って生活コストが安いの?
答え:そんなことはありません。

地方だと生活コストはどれくらい違うの?
答え:住居費は安いが車と光熱費で相殺

 

「地方って生活コストは安くていいなぁ。」

そう思ったことはありませんか?

 

僕は青森県という本州最北端に在住、過去に仕事の都合で東京に住んでいたこともあります。

その経験からいうと、地方の生活コストは安くないです。

 

正確に言うと安い部分はあるのですが、地方ならではの支出で相殺されてしまいます。

場合によっては、地方の方が生活コストが高くつくでしょう。

 

そのため、地方は生活コストが安い移住を考えている人は、

「こんなはずではなかった」

と後悔しかねません。

 

この記事の内容

地方在住のメリット・デメリット

地方と首都圏の生活コスト比較

 

テレワークの普及で地方への移住を考えている人が増えている

というニュースを目にしました。

地方移住を検討している方の「理想と現実のギャップ」を埋める参考になると嬉しいです。

 

地方在住のメリット・デメリット

僕が青森と東京に住んだ経験から感じた「地方暮らし」「都会暮らし」のメリット・デメリットは以下の通りです。


地方暮らし都会暮らし
メリット人が少ない
夜の静けさ
土地、家賃が安い
ご近所付き合いが少ない
仕事やイベントが豊富
教育の選択肢が豊富
デメリットご近所付き合いが必要
仕事がない、薄給
物価は安くない
学校が遠い
車が必須
人が多い
土地、家賃が高い
車の維持費が高い
家と家の感覚が狭い
夜まで明るい、うるさい
地方在住のメリット・デメリット

 

一番の問題は仕事がないこと

地方には選べる仕事がありません。仕事があっても薄給です。

 

テレワークのところもあるかもしれませんが、コロナ収束に伴い、テレワークをやめる企業も増えてきました。

 

万が一仕事を辞めざるを得ない状況になった場合、給料は下がる可能性が非常に高いです。

再就職自体も難しいでしょう。

 

ガウ
ガウ

ミスったときのリカバリーができない…

 

地方と首都圏の生活コスト比較

僕が体感した地方と東京の生活コストの違いは以下の通りです。


項目
地方東京
家賃安い高い
食費変わらない変わらない
電気変わらない変わらない
ガス高い安い
水道高い安い
通信費変わらない変わらない
交通費高い安い
車維持費安い
※「0」にできない
高い
※「0」にもできる
日用品変わらない変わらない
家具・家電変わらない変わらない
教育安い高い
町内会費など高い安い
地方と首都圏の生活コスト比較

 

地方の方が安いもの

車維持費

東京では駐車場代が数万円/月かかるところも多いです。

しかし、地方では無料なことが多く、複数台OKなこともあります。

 

ただし、東京では車を持たないという選択が可能です。

地方で車を持たないというのは、かなり厳しいでしょう。

 

土地代

地方の土地は、東京と比較する安いです。

地方で新築戸建を建てる場合、土地代分は安く建てられるでしょう。

 

ただし、地方の土地は資産価値がほとんどありません。

売却自体が難しいところもあるでしょう。

 

家賃

地方の家賃は比較的安いと思います。

2LDK、築10年以下のアパートで月6万円程度のところも多いです。

 

ただし、本当の田舎では賃貸自体が少なく、ぼったくり価格になっていることも。

 

教育費

教育費は低くなりやすい傾向です。

しかし、安いというよりは選択肢が少ないので低くなっているという印象があります。

 

私立学校や塾がない地域もあります。

 

地方の方が高いもの

光熱費

地方は特にガス代が高いです。

都市ガスが普及していない地域も多く、プロパンガスしか選べないことも多々あります。
(プロパンガスは都市ガスと比べると高い。)

 

北国では、冬に灯油代もかかります。

僕の場合ですが、冬の間、灯油代が毎月2万円以上です。

 

また、水道代も地域によって異なり、地方は高くなりがちです。

 

交通費

公共の移動は、利用者が少ないので高めとなっています。

しかも、本数が少ないので不便です。

 

基本的には車が必須となり、車両代や維持費で結構かかります。

車を持たなくても生活可能な地域も存在しますが、行動の制約が大きくなるでしょう。

 

町内会費

ご近所との関係を良好に保つなら、町内会への参加が必須となります。

費用も町内会で異なり、かなり高額なことも。

 

費用もさることながら、各種イベントへの参加が面倒です。

 

地方と首都圏で変わらない部分

食費、日用品、家具・家電

物価に関しては、東京と大きく変わる印象はなかったです。

買うお店による影響が大きい気がします。

 

大型量販店まで行けば、東京でも安いですし。

しかし、「中々行けない」「まとめ買いができない」のは不便でしたね。

 

やっぱり買い物には車が便利です。

あと、野菜などの生鮮食品は、なぜか地方の方が鮮度がよい気がします。

 

住居費と教育費が大きな差

一番大きな違いは住居費(家賃、土地代)ではないでしょうか。

たしかに首都圏の家賃と土地は異常に高いです。

 

住居費に関しては、地方移住で下がるケースが多いと思います。

しかし、車関係や光熱費は上がるケースが多く、相殺されてしまうかもしれません。

 

次に大きいのが教育費だと思います。

地方では教育費が低くなる傾向があります。

 

しかし、これは教育費が安いわけではありません。

習い事や学校の選択肢がないのです。

 

高度な教育を受けさせようとすると、交通費などが余分にかかり、東京よりお金がかかるケースもあるでしょう。

 

僕は地方をオススメしない

僕は地方に暮らしているのですが、「生活コストが安いから」という理由での移住を考えているならオススメしないです。

 

地方をオススメしない理由
  • 住居費以外のコストメリットはない
    → 住居費以外は変わらないか、高い
  • 地域による当たり外れが多い
    → ご近所と関わらないのは不可能
  • 収入面にも不安が残る
    → 仕事探しはハードモード

 

本当に移住を考えているなら、金銭面以外の理由が必要でしょう。

週末だけその地方で過ごしてみるなど、時間をかけて移住を検討した方がよいと思います。

 

否定的な意見を多く出してきましたが、魅力のある地域もあります。

僕自身も今住んでいる地域に愛着を持てています。

 

まとめ

地方の方が安いもの
  • 車維持費
  • 土地代
  • 家賃
  • 教育費
地方の方が高いもの
  • 光熱費
  • 交通費
  • 町内会費
地方をオススメしない理由
  • 住居費以外のコストメリットはない
    → 住居費以外は変わらないか、高い
  • 地域による当たり外れが多い
    → ご近所と関わらないのは不可能
  • 収入面にも不安が残る
    → 仕事探しはハードモード

 

地方には地方の良さがあります。

しかし、「生活コストが安いから」ではありません。

むしろコスト増になる恐れもあります。

 

地方への移住を考えているなら、金銭面以外での魅力を見つけましょう。

僕は地方(田舎)に住んでいますが、

  • 夜の静けさ
  • 子どもにやさしい

など、好きなところが多くあるので暮らしていけています。

 

もちろん

  • 光熱費バカ高い
  • 仕事ない
  • 車必須

など、不満もたくさんあります。

焦りや勢いで決めるのは危険ですので、じっくりと時間をかけて検討しましょう。

 

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