車はとてもお金がかかります。
購入費用だけではなく、維持費もバカになりません。
では、車の生涯費用は大体いくらかかるのでしょうか?
乗り方や車種にもよりますが生涯費用で「約4,000万円」かかると言われています。
家が買える値段ですね。
節約、貯蓄のコンテンツでは「車を持たないこと」が推奨されていたりします。
しかし、地方で車を持たないということは実質不可能です。
この「4,000万円」を節約するためにはどうすればいいのでしょうか?
「4,000万円」の内訳を見ながら考えてみましょう。
僕は10年以上車を所有していますが、
この「約4,000万円」というのは概ね合っている気がします。
僕の年間維持費や生涯費用(推定)も紹介するので参考にしてみてください。
節約の参考になると嬉しいです。
車の生涯維持費と内訳
まずは車にかかる生涯費用と内訳を見ていきましょう。
代表的な例として
の3つを見ていきます。
所有期間や車の買い替え条件は
とします。
なお、各費用は以下の記事を参考にしています。
(参考)車にかかる維持費は生涯でいくらなのか?上手く維持費を減らす方法とは?
軽自動車の生涯維持費
軽自動車の年間維持費は以下のとおりです。
次に生涯費用です。
軽自動車の車両代は、下取りを考慮し約130万円とします。
この条件で軽自動車の生涯費用を計算すると以下の通りです。
コンパクトカーの生涯維持費
コンパクトカーの年間維持費は以下のとおりです。
次に生涯費用です。
コンパクトカーの車両代は、下取りを考慮し約210万円とします。
この条件でコンパクトカーの生涯費用を計算すると以下の通りです。
軽自動車の1.3倍程度の費用がかかりますね。
ミニバンの生涯維持費
ミニバンの年間維持費は以下のとおりです。
次に生涯費用です。
ミニバンの車両代は、下取りを考慮し約350万円とします。
この条件でミニバンの生涯維持費を計算すると以下の通りです。
軽自動車の1.8倍程度、コンパクトカーの1.4倍程度の費用がかかります。
ここまで来ると、地方なら新築マイホームが建てられますね。
車の生涯維持費を節約する方法
車の生涯費用で最も大きいのが車両代(車本体の価格)です。
車両代を下げることで、生涯費用を大きく下げることが可能でしょう。
車両代を下げる方法は、主に3つあります。
中古車を買う
車両代の節約方法の一つは、中古車を買うことです。
車両購入費を50万円下げることができると、生涯で350万円の節約になります。
車の買い替えサイクルを伸ばす
車の買い替えサイクルを伸ばすことも、車両代を下げることにつながります。
買い替えサイクルを7→10年にすると、
車両代が大きいほど効果があります。
ライフステージに合った車を選ぶ
生涯費用の見積もりでは、50年間同じタイプの車に乗り続ける前提でした。
ライフステージに合わせて車種を買えることも、生涯費用の節約につながります。
例えば、独身→結婚→子育て→独立を想定してみましょう。
(軽自動車→コンパクトカー→ミニバン→軽自動車→軽自動車)
本当に必要な7年間だけミニバンにすることで、生涯ミニバンに場合に比べて1,400万円以上節約できました。
管理人の生涯費用(推定)
参考に僕の年間維持費と生涯費用(推定)を紹介します。
現在(軽自動車)の年間維持費は以下のとおりです。
地方の田舎のため駐車場代は基本無料、団体保険+車両保険なしのおかげで、通常よりも15万円ほど低くできています。
僕は買い替えサイクルを長く(10年ほど)とし、ライフステージに合った車に乗り換えることを考えています。
この条件で、生涯の支出を推定すると以下の通りです。
買い替えサイクルを伸ばし、ライフステージに合った車種にすることで、生涯費用をかなり抑えられるのではないかと考えています。
約2,300万円と大きな支出ですが、ミニバンに乗り続ける費用の約半分です。
結婚した途端に大きなミニバンを買う人が、僕の周りにも相当数います。
その大多数は、定期的に新しいミニバンに買い換えています。
そのような人たちに比べて、支出は半分以下に抑えられそうです。
僕はその浮いた費用を
など、別のことに使うことができるでしょう。
もちろん、車が好きな人は車にお金をかけた方が幸せだと思います。
「自分が何を大切に生きるか」を知っておくのが、無理のない節約の近道です。
まとめ
車は家計を圧迫する悪者のように扱われますが、
地方では必須ですし、買い物、旅行などで便利なんですよね。
ポイントを抑えて効率よく節約し、生活の満足度を上げていきたいものです。
皆様の資産形成の一助になれば幸いです。
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