2022年に入ってから、楽天サービスの改悪が多くなっています。
僕も利用している楽天証券でも大きな改悪がありました。
詳細はこちらの記事で紹介していますが
特にハッピープログラム改悪の影響が大きいです。
今までは投資信託を保有しているだけで楽天ポイントがもらえたのですが、このサービスが終了しました。
しかも、他の証券会社では、投資信託保有によるポイントサービスを継続しています。
楽天証券に預けておくメリットはなんだろう?
移管した方がいいのかな?
このように考える人も多いのではないでしょうか。
それを狙ってかSBI証券が投資信託の移管手数料を負担するサービスを開始。
楽天証券からSBI証券に実質無料で投資信託を移管できます。
僕自身は、このサービスを利用して一部の投資信託を楽天証券からSBI証券に移管しました。
実質無料で投資信託移管ができましたが、手続きがちょっと複雑で面倒でした。
そこで、この記事では誰でも楽天証券からSBI証券へ移管できるように、移管方法を画像付(PCサイト)で1から解説していきます。
楽天証券からSBI証券へ投資信託の移管を考えている人の参考になると嬉しいです。
楽天証券からSBI証券へ移管するメリット・デメリット
投資信託を移管するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
投信保有ポイントが貯まる クレカ積立のポイント還元率0.5%以上 | 手続きが面倒 NISA口座分は移管できない |
SBI証券では「投信マイレージサービス」という投資信託の月間平均保有額に応じてポイントがもらえるサービスを実施しています
また、三井住友クレジットカードで投資信託の積立を行うと0.5~2.0%のポイント還元が受けられます。
(還元率はカードの種類により異なる。年会費無料のカードは0.5%)
楽天よりも還元率が高く、
保有するだけでポイントがもらえる
経費をより抑えることが可能
デメリットとしては、移管の手続きが面倒で時間がかかること、
楽天証券でNISA口座を開設している人は、NISA口座分の投資信託は移管できないことです。
こんな人はSBI証券への移管を考えよう
面倒な手続きをしてでも、移管をオススメするのは資産額が大きい人です。
例えば、楽天・VTIを1000万円分保有している場合、
1ポイント1円の価値があるので、年間5,000円も損することになります。
2,000万円なら年間1万円…
逆に資産額が小さい場合は、焦って移管する必要はないでしょう。
楽天証券からSBI証券への投資信託移管方法
楽天証券からSBI証券に投資信託を移管するためには、
が必要になります。
楽天証券から投資信託の出庫方法
楽天証券から投資信託を出庫する一連の流れはこんな感じです。
これで出庫手続きは完了です。
あとは受理されるまで待ちましょう。
なお、本人確認書類として使用できるのは、以下のものです(いずれもコピーでOK)。
楽天証券の部店コード、お客さまコードの確認方法
「口座振替依頼書面」に記入する楽天証券の「部店コード」「お客さまコード」は以下のところで確認できます。
移管先(受方)口座明細の確認方法
「口座振替依頼書面」に記入するSBI証券の「部支店名」「部支店の所在地」「部支店コード」「お客様の口座番号」は以下のSBI証券のページから確認できます。
銘柄名と数量(口数)の確認方法
「口座振替依頼書面」に記入する投資信託の「銘柄名」と「数量(口数)」は楽天証券のマイページから確認できます。
投信お引越しプログラム!への申し込み方法
楽天証券からの移管(出庫)が完了すると、以下のようなメールが届きます。
(楽天証券マイページの「お知らせ」でも確認できます。)
楽天証券からの移管(出庫)が完了してから「投信お引越しプログラム!」への申し込みとなります。
「投信お引越しプログラム!」への申し込み方法の流れはこんな感じです。
これで「投信お引越しプログラム!」への申し込みは完了です。
送った書類に不備がなければ、受付期間に応じた月末に手数料キャッシュバックされます。
領収書の写し
「投信お引越しプログラム!」への申し込みには「領収書の写し」が必要になります。
楽天証券の場合、領収書は発行されないので、WEBサイト画面のハードコピーが必要になります。
楽天証券から移管完了通知が届かない場合
「移管(出庫)手続き完了に関するお知らせ」ですが、移管完了から1週間以上あとに発行されます。
急ぎで「投信お引越しプログラム!」へ申し込みたい場合は、
- 移管完了メール
の画面コピーでも代用可能です。
投資信託移管時の注意点
一時的に手数料の支払いが必要
「投信お引越しプログラム!」は後からキャッシュバックされるサービスなので、一度手数料を支払う必要があります。
楽天証券でマネーブリッジをしている方は特に注意が必要です
移管手数料は楽天銀行から自動振替になりません。
そのため、
ということを必ず行う必要があります。
これらの設定をやらないと自動で出金されてしまうため、手数料が払えず移管できないということになってしまいます。
非課税口座分は移管できない
NISA、つみたてNISA、iDeCoなどの非課税口座で保有している投資信託は移管できません。
移管には1ヶ月以上かかる
楽天証券から移管する人が多くなったためか、非常に時間がかかります。
1ヶ月以上かかることは覚悟した方が良いでしょう。
僕も移管(出庫)が完了するまで1ヶ月以上かかったよ
「投信お引越しプログラム!」は、申し込み期限があるので出庫(移管)完了後はすぐに手続きしましょう。
まとめ
手間も時間もかかる投資信託の移管ですが、資産額が大きい人は効果が大きいです。
楽天証券利用者で資産額が1,000万円以上の人は、積極的にSBI証券の移管を検討してみてください。
僕自身は楽天証券に1,000万円もの資産はありませんでしたが、今後も積立を続けて資産額が増えていく予定です。
この先を見越してあらかじめ移管しておきました。
資産額が小さい人も、今後のために移管を検討するのはアリだと思います。
先日投信保有ポイントをもらいました
大した金額ではないけれど、やっぱり嬉しい!
皆さんの資産運用の参考になりましたでしょうか。
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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