僕はジュニアNISAで「全世界株式インデックス・ファンド」に投資しています。
「米国株か、、、全世界株か、、、」
インデックス投資界隈では、度々話題になる議題です。
「今後もアメリカ経済が一番とは限らない」
「新興国の成長も取りこばしたくない」
「より分散効果がある方がよい」
と考えている人は、全世界株式インデックス・ファンドを選択するのではないでしょうか?
僕も自分のNISAでは「全米株式インデックス・ファンド」ですが、
ジュニアNISAでは「全世界株式インデックス・ファンド」を選択しました。
子どもが大人になる頃の世界なんて想像できませんので。
代表的な低コストで運用できる全世界株式インデックス・ファンドは以下の3つです。
全世界株式に連動すると言う点では同じですが、それぞれ違いがあります。
この記事では、全世界株式インデックス・ファンドで
を紹介します。
先に結論を書いてしまうと、
eMAXIS Slimは純資産額が圧倒的、実績も十分です。
投資信託選びの参考になると嬉しいです。
なお、米国株式インデックス・ファンドの比較も行っていますので、興味がある方は参考にしてみてください。
全世界株式インデックス・ファンドの特徴
全世界の企業に投資できる、全世界株まるごとパックです。
全世界株式インデックス・ファンドは、書籍や動画などで長期投資にオススメされることが多く、王道のインデックス・ファンドとなっています。
特にこの記事で紹介するeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、「コレを一本でOK」と言われているほと、有名・人気のインデックス・ファンドです。
NISAやiDeCoを利用して、非課税で運用することも可能です。
また、「Fund of the Year」という投信ブロガーが選ぶ優良ファンドにランクインしている人気インデックス・ファンドもあります。
MSCI ACWIの構成銘柄
この記事で紹介する全世界株式インデックス・ファンドは、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)という指数を用いています。
MSCI ACWI指数は、全世界の主要約3,000社で構成されています。
現状は、アメリカ企業が構成比率が大きいです。
アメリカ以外で台頭する国が現れれば、構成比率は変わっていくでしょう。
世界中の企業の株主になれると思うとワクワクしますね。
全世界株式インデックス・ファンドの比較
代表的な全世界株式インデックス・ファンドを比較してみましょう。
基本情報の比較
ベンチマークや手数料などの基本情報を比較してみましょう。
商品名 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) |
ベンチマーク | MSCI ACWI | MSCI ACWI | MSCI ACWI |
純資産額 (2023年11月17日時点) | 16,864.32 億円 | 21.56 億円 | 12.2 億円 |
設定日 | 2018年10月31日 | 2023年10月27日 | 2023年7月10日 |
分配金 | なし(再投資) | なし(再投資) | なし(再投資) |
購入手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.05775% | 0.0561% | 0.05775% |
信託財産留保 | なし | なし | なし |
取扱証券会社 | 楽天証券、SBI証券、 マネックス証券など、他多数 | 楽天証券 | 野村證券、SBI証券、auカブコム証券、マネックス証券、松井証券、PayPay證券 |
iDeCo | ○ | × | × |
手数料、純資産額、取扱証券会社、iDeCo対応に違いがあります。
インデックス・ファンドを選ぶ際のポイントは
手数料は、どのインデックス・ファンドもOKです。
楽天が一番安いですが、ゴミみたいな差です。
純資産額は【eMAXIS Slim】以外は不安が残りますね。
投信保有ポイントの比較
投資信託には「投信保有ポイント」という保有しているだけでポイントがもらえるサービスもあります。
「投信保有ポイント」サービスがある、代表的なネット証券4社のポイント還元率を比較してましょう。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) | |
SBI証券 | 0.0175% | ー | 0.0175% |
楽天証券 | ー | 0.017% | ー |
マネックス証券 | 0.0175% | ー | 0.0175% |
auカブコム証券 | 0.005% | ー | 0.005% |
投資信託の保有額に対し、毎年0.005〜0.0175%のポイントが付与されます。
リスク、リターンの比較
リスク、リターン、シャープレシオのパフォーマンスを比較してみましょう。
eMAXIS Slim以外は、新しいインデックス・ファンドなのでデータがありませんが、同じインデックなので、同じくらいと考えて大丈夫でしょう。
ここで一番気にするべきは、リスクです(リターンではありません)。
1年で15%程度の増減は覚悟しておきましょう。
100万円預けると、1年後115万円になることも85万円になることもあるということです。
85万円になるのがキツいと思うなら、リスクを取りすぎでしょう。
このような感じで「リスク許容度」を意識すると脱初心者です。
ETF(VT)との違い
指数は異なりますが、「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)というETFでも、全世界株式に投資できます。
このVT(ETF)とeMAXIS Slim(投資信託)の違いは以下の通りです。
VT | eMAXIS Slim | |
手数料 | 年率0.07%程度 | 年率0.05775% |
直近配当利回り | 1.23% | なし |
最低投資額 | 約15,000円~ | 100円~ |
ポイントをまとめると、VT(ETF)は
- 分配金がもらえる
- ドルの購入が必要
- 再投資は自分で行う
- まとまった資金が必要
一般的にETFの方が手数料が安いのですが、全世界株式に関しては逆転しています。
低コストのインデックス・ファンドが登場したことにより、ETFで投資するメリットはないと思います。
結局どれがいいの?
3つの投資信託の主な違いは
になります。
どれにするか迷う方へのにオススメは
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、純資産額が圧倒的に多く、安心感があります。
※純資産額が大きいほど、償還という強制解約のリスクが低い
ただ、手数料は楽天が安いです。
楽天経済圏を利用している方は、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドがお得かもしれません。
オススメの買い方
全世界株式インデックス・ファンドは、クレジットカードによる毎月積立がオススメです。
クレジットカードで毎月積立を行うと、購入に応じてポイントがもらえます。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | |
提携クレジットカード | 三井住友カード | 楽天カード | マネックスカード | auPAYカード |
ポイント還元率 (上限:毎月5万円) | 0.5% 1%(ゴールド) 5%(プラチナリファード) | 0.5% 0.75%(ゴールド) 1%(プレミアム) | 1.1% | 1% 3%(UQ利用者) 5%(au利用者) |
ポイント種類 | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
SBI証券では最大5%もらえますが、年会費がかかるカードなので注意が必要です。
auカブコム証券も最大5%もらえますが、auスマホの高い料金プランに加入している必要があります。
無理に最大ポイント還元を目指す必要はないよ
年会費無料のカードでも十分
まとめ
直近では、全米株式インデックス・ファンドに負けていますが、今後もこの状態が続くかわかりません。
他の国の成長を逃さないのが、全世界株式インデックス投資の魅力の一つです。
長期投資において、ベンチマーク(指数)と手数料が超重要です。
この記事では【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】をオススメましたが、他の投資信託も合格点だとは思います。
すでに保有している人は、わざわざ買い替える必要はないでしょう。
最後に、投資では元割れするリスクがあります。
全世界株式インデックス・ファンドも例外ではありません。
僕も【eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)】を保有していますが、マイナスになる時期がありました。
投資信託購入の際は、リスクを十分考慮しましょう。
銘柄選びの参考になりましたでしょうか?
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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