こんにちは。投資信託7年生のガウです。
僕は3年以上、S&P500に連動する投資信託を運用しています。
S&P500は、米国の主要企業500社から構成されるインデックスです。
VTIと並んで米国株インデックス投資では、王道の指数として知られています。
最も有名なのが、VOOというETFです。
ETFは一癖あり、初心者にとっては難易度が高めとなっています。
そこで、初心者にオススメなのが「S&P500に連動する投資信託」です。
少額(100円)からスタートすることができるので、ハードルが低くなっています。
代表的なS&P500連動の投資信託は以下の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
これら2つは、超低コストでS&P500に投資できる優良投資信託です。
ほぼ同じ商品ですが、わずかに違いがあります。
この記事では
- eMAXIS Slim とSBIとの特徴比較
- 投資信託とETF(VOO)との違い
- eMAXIS Slim とSBIどっちがオススメなのか
- eMAXIS Slim とSBIオススメの買い方
について紹介します。
オススメの結論を先に書いてしまうと
迷っているならeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
→投信保有ポイント、iDeCoに対応!
オススメの買い方は(マネックス証券の)クレカ積立
→クレカ積立によるポイント還元あり!
つみたてNISAやiDecoでの購入もオススメ
→長期積立投資との相性も◎!
手数料はSBIの方が安いのですが、各証券会社が行なっているポイントサービスを考慮すると、eMAXIS Slimの方がお得になります。

僕は複数の証券口座を持っていますが
SBI証券:SBI・V・S&P500
その他の証券:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
という形で両方買っています。
投資信託選びの参考になると嬉しいです。
なお、VTI連動の投資信託の比較も行っていますので、VTIにも興味がある方は参考にしてみてください。
【eMAXIS Slim】【SBI】の比較
商品名 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド |
指数 | S&P500 | S&P500 |
構成銘柄数 | 500銘柄 | 500銘柄 |
純資産額(2022年3月29日時点) | 11,451.35 億円 | 5,394.67 億円 |
設定日 | 2018年7月3日 | 2019年9月26日 |
分配金 | なし(再投資) | なし(再投資) |
購入手数料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.0968% | 0.0938% |
信託財産留保 | なし | なし |
取扱証券会社 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など |
iDeCo | ○ | × |
どちらも低コストで運用できる優良ファンドです。
「わずかな手数料の差」「iDeCoに対応かどうか」しか違いがありません。
バンガードS&P500 ETF(VOO)との違い
S&P500に連動する商品で「バンガードS&P500 ETF(VOO)」というETFがあります。
【eMAXIS Slim】や【SBI】などの投資信託との違いは以下の通りです。
VOO | eMAXIS Slim(SBI) | |
手数料 | 年率0.03%程度 | 年率0.0968%(年率0.0938%) |
直近配当利回り | 1.53% | なし |
最低投資額 | 約50,000円~ | 100円~ |
つみたてNISA、iDeCo | × | ○(×) |
ポイントをまとめると、VOO(ETF)は
- 手数料が安い
- 分配金がもらえる
- ドルの購入が必要
- 再投資は自分で行う
- まとまった資金が必要
- つみたてNISA、iDeCoは使えない
(一般NISA、ジュニアNISAなら可能)
VOO(ETF)と【eMAXIS Slim】【SBI】(投資信託)の選び方としては
- 経費を安く抑えたいならVOO
- 手間を少なくしたいならeMAXIS Slim or SBI
というのが良いでしょう。

VOO(ETF)は手間がかかるのがデメリット
慣れないうちは投資信託の方がオススメ
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】の特徴
米国株の主要500銘柄に投資できる、米国株まるごとパックです。
米国株式市場は長期的にみると右肩上がり、手数料も安く、長期投資にオススメのファンドとなっています。
つみたてNISAやiDoCoとの相性も良いでしょう。
投資やFIREに関する本でたびたび登場しており
「コレを買っておけば間違いない」
というような商品です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、
という投信ブロガーが選ぶ優良ファンドの第4位を獲得している人気ファンドでもあります。
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】の構成銘柄
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾン・ドットコム
- テスラ
- メタ・プラットフォームズ
(ファイスブック) - アルファベットC
- アルファベットA
- エヌヴィディア
- バークシャー・ハサウェイ
- JPモルガンチェース
一度は聞いたことがある米国の主要企業に投資されています。
アルファベットは「Google」の運営会社です。
これら有名企業の株主になれると思うと、ちょっとすごい人になれた気がします。
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】の市場価格・分配金・利回り
市場価格(2022年3月30日):19,859円
利回り(直近3年の年率):22.05%
分配金:0円
10,000万円からスタートしているので、設定来で約2倍になっています。
分配金はありません。
直近3年の利回りは脅威の22%超!
2021年は米国株式市場が好調でしたので、その恩恵を受けています。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】の特徴
eMAXIS Slim同様、米国株まるごとパックです。
eMAXIS Slimも手数料が安く、超低コストで運用できます。
こちらも長期投資にオススメの投資信託となっています。
つみたてNISAは対象ですが、iDeCoは使えないので注意が必要です。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】の構成銘柄
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同じです。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】の市場価格・分配金・利回り
市場価格(2022年3月30日):18,190円
利回り(直近1年の年率):25.71%
分配金:0円
登場して間もない商品なので、情報は少なめです。
分配金はありません。
指数が同じなので、利回りはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同等と考えて良いでしょう。
【eMAXIS Slim】【SBI】どっちにしようか迷っている
「わずかな手数料の差」「iDiCo対応か」しか違いがありません。
基本的にどっちでもいいと思いますが、強いて言うなら【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】です。

手数料が高いのになんで?
と思うかもしれませんが、投資信託には「投信保有ポイント」というサービスがあります。
「投信保有ポイント」とは、投資信託を保有しているだけで、ポイントがもらえるサービスです。
ポイント還元率やもらえるポイントの種類は、各証券会社や投資信託で異なります。
SBI証券 | マネックス証券 | Auカブコム証券 | |
投信保有ポイント (年率) | eMAXIS Slim:0.034% SBI:0.022% | eMAXIS Slim:0.03% SBI:なし | 0.005% |
ポイント種類 | Tポイント Pontaポイント dポイント (選択制) | マネックスポイント | Pontaポイント |
- ポイントを考慮すると手数料差は相殺
- iDeCo対応などの使いやすさ
から【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】の方が良いと考えました。

僕は二つとも保有しているけど
本当にどうちらも優良ファンド
コインの裏表で決めてもいいくらいだよ
オススメの購入方法
オススメの購入方法は、クレジットカードによる毎月積立です。
購入額に応じたポイントがもらえます。
主な証券会社と提携クレジットカード、ポイント還元率は以下の通りです。
(【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】想定)
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | |
提携クレジットカード | 三井住友カード | 楽天カード | マネックスカード | auPAYカード |
ポイント還元率 (上限:毎月5万円) | 0.5% 1%(ゴールド) 2%(プラチナ) | 0.2% | 1.1% | 1% 3%(UQ利用者) 5%(au利用者 |
ポイント種類 | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
SBI証券では最大2%もらえますが、年会費がかかるカードなので注意が必要です。
auカブコム証券も最大5%もらえますが、auスマホの高い料金プランに加入している必要があります。

無理に最大ポイント還元を目指す必要はないよ
年会費無料のカードでも十分
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】オススメの買い方
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のオススメの買い方は
マネックス証券でマネックスカードによるクレカ積立
です。
クレカ積立ポイント還元率:1.1%
投信保有ポイント:年率0.03%
毎月5万円積み立てると、年間で6600円分のポイントがもらえます。
つみたてNISAやiDeCoによる購入もオススメです。
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】オススメの買い方
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドのオススメの買い方は
SBI証券で三井住友カードによるクレカ積立
です。
クレカ積立ポイント還元率:0.5%
(年会費無料のカード)
投信保有ポイント:年率0.022%
毎月5万円積み立てると、年間で3000円分のポイントがもらえます。
投信保有ポイントももらえるので、運用コストは最安です。
つみたてNISAによる購入もオススメです。
投信保有ポイントを気にしないという方は、
マネックス証券でマネックスカードによるクレカ積立
がオススメです。
→ マネックス証券の方がクレカ積立のポイント還元率が高い
クレカ積立ポイント還元率:1.1%
投信保有ポイント:なし
まとめ
違いはほぼない
→ 「わずかな手数料差」と「iDeCoに対応しているか」
基本的にどちらでもよい
強いて言うなら【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】
→投信保有ポイントがもらえる
【SBI・V・S&P500インデックス・ファンド】:SBI証券+三井住友カード
→ ポイント還元率:0.5%+投信保有ポイント:年率0.022%
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】:マネックス証券+マネックスカード
→ ポイント還元率:1.1%+投信保有ポイント:年率0.03%
投資において、インデックス(指数)選びは超重要です。
S&P500は、今後も成長が期待できる優良なインデックスですので、長期投資でこの指数を選んだ方は、お目が高いですね。
この記事で紹介した
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
は僕自身も積立していて、順調に増えています。
アメリカ経済、やっぱり強いです。
もちろん投資なので元割れするリスクがあり、マイナスになる時期もありました。
しかし、リスクを取らなければリターンを得られない世の中です。
僕はリスクをとり、今後もS&P500連動の投資信託に、コツコツと投資を続けていきます。
10年後、20年後のリターンを信じています。
銘柄選びの参考になりましたでしょうか?
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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