こんにちは。「ガウ」です。
「朝食抜きダイエット」って聞いたことありますか?
文字通り、朝食を抜く(食べない)だけのダイエットです。
とても簡単で分かりやすい、食事制限によるダイエットですね。
また、朝食を抜き、昼食まで間食もしないと、プチ断食(リーンゲインズ)に近い状態になり、ダイエット効果だけではなく、健康面でも様々なメリットがあります。
ところが、「朝食抜きダイエット」について調べると、
- 朝食を抜くと逆に太りやすくなる
- 朝食を抜くと体に悪い
というような内容もたくさん出てきます。
実はこれらのデメリットについては、根拠がなかったり、弱かったりするのです。
僕自身も、5年以上朝食は抜いていますが、全く太りませんでしたし、体調を崩しやすくなったということもありません。
健康状態に問題が無いようであれば、デメリットがないので「朝食抜きダイエット」を始めてもいいと思います。
以降、朝食を抜くことによるデメリットの真実について、もう少し詳しく紹介していきます。
これから「朝食抜きダイエット」や「プチ断食」を始めようとしている方の参考になるとうれしいです。
朝食を抜くことによるデメリットの誤解
これらのデメリットを検証した研究があります。
- 朝食を食べるグループ
- 朝食を抜くグループ
2つのグループに分けて、4週間後の体重、体脂肪、運動量の変化を比較した研究です。
結果は、以下のようなものでした。
- 「朝食を食べるグループ」の方が1日の摂取カロリーが増えていた
- 「朝食を食べるグループ」の方が体重が増えていた
- 体重が増えた分は、ほぼ脂肪
- 運動量に差はない
まず、「朝食を食べるグループ」の方が
- 体重が増えていた
- 1日の摂取カロリーが増えていた
このことから、
①朝食を抜くと他の食事量が増える
②朝食を抜くと脂肪を蓄えやすくなる
この2つは誤解であることが分かります。
次に、③朝食を抜くと筋肉量が減るについてですが、
朝食を抜く ⇒ 筋肉量が減って基礎代謝が落ちる ⇒ 太る
という理屈のようですが、先ほどの研究結果をみると、「朝食を抜くグループ」の方が太りませんでした。
むしろ「朝食を食べるグループ」の方が、体重が増えています。
「筋肉が増えたから体重が増えたんだ!」
という意見もあると思いますが、
残念ながら、増えた体重のほとんどは体脂肪でした。
また、筋肉が増えたなら基礎代謝が向上し、(「朝食を抜くグループ」と比較して)体重が減っていてもおかしくないですよね?
最後に、④朝食を抜くと元気が出ないについてですが、
2つのグループに1日の運動量(活動量)に差がなかったことから、
これも誤解であることが分かります。
僕自身も、5年以上朝食は抜いていますが、上記のようなデメリットは感じていません。
また、朝食を抜いた効果だけではない可能性もありますが、
- 眠れないことが少なくなった
- 午前中の眠気がなくなった
- お通じが良くなった
- 太りにくくなった
など、朝食を食べていた頃よりも調子がいいです。
(朝食を食べていたころは、年々体重と腹囲が増加していました。)
朝食抜きダイエットの注意点
初めの2週間はツラい
朝食を食べていた人が、朝食を抜き始めると、初めの1~2週間は激しい空腹感やイライラに襲われるため、かなり辛いです。
しかし、初めの2週間を耐えきれれば、体が慣れてきて、お腹がすくことはなくなっていきます。
初めの1~2週間のコツとしては、「食べる暇もないくらい忙しくする」です。
食べられない状況だったり、何かに没頭していると、案外何とかなります。
長期出張や繁忙期に始めるなど、開始のタイミングを工夫するのも効果的でしょう。
僕の場合は、ちょうど仕事が忙しく、当時は労働基準法も緩めだったので、特に空腹感を気にすることなく、朝食抜きの生活を始められました。
(朝食を食べずに会社に行って、始業前から仕事していました。)
食事のパターンを変えてはいけない
「朝食を抜く」と決めたら、その食事パターンは変えてはいけません。
「食べたり食べなかったり」というのが一番よくありません。
「平日は朝食を食べないけど、休日は食べる」などもダメです。
食事パターンを変えてはいけない理由は2つあります。
これは「朝食を食べる」パターンも一緒ですので、朝食を食べる習慣のある人は、毎日朝食を食べるようにしましょう。
糖質制限ダイエットと組み合わせない
朝食を抜いた分、1日に摂取できる栄養やエネルギーが減っています。
糖質ダイエットを一緒に行うと、必要な栄養素やエネルギーを摂取できない可能性が高くなるので、絶対にやめましょう。
また、最近では糖質制限ダイエット自体の危険性も問題視されています。
個人的には、糖質制限ダイエットをするくらいなら、朝食を抜いた方がいいと思います。
朝食を抜いてはいけない人
以下のような栄養やエネルギーが必要な方、他の食事で十分な栄養が摂取できない方は、朝食は抜いてはいけません。
まとめ デメリットはない
- 朝食を抜くことによるデメリットはない
- 食事のパターンを変えないことが大切
冒頭でも述べましたが、あくまでも「朝食を抜くことによるデメリットはない」というだけであって、「朝食を抜くべき」という訳ではありません。
朝食を食べることにはメリットがありますので、朝食を食べる習慣のある人が、無理に朝食をやめる必要はないです。
大事なのは、「朝食を食べること」「朝食を抜くこと」どちらかを選択して、決めた食事パターンを変えないことです。
ダイエットをしたいと考えている方には、「朝食抜きダイエット」はとても簡単でおすすめできる手法です。
デメリットが気になって始められなかった方は、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。
【ダイエット/健康づくり】におすすめしたい本
この記事の一部は、メンタリストDaiGoさんの【最高のパフォーマンスを実現する超健康法】という本に書かれていた内容を参考にさせてもらっています。
朝食を抜くこと以外にも、ダイエットや健康づくりに関する内容が、とても分かりやすく書かれています。
ダイエットや健康づくりに興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか。
コメント