FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略称で
を意味します。
FIREを知ってしまった人は「いつか自分もFIREしたい」、そう思うのではないでしょうか?
僕も今すぐにでもFIREしたいですが、そうはいきません。
僕のような凡夫は、時間をかけて達成するしかないでしょう。
FIREを達成するために重要なことは、収入ではなく貯蓄率です。
これは平均的な収入しかない僕にとっては朗報です。
詳しくは以下の記事でまとめています。
貯蓄率を上げることで、FIREがグンっと近づきます。
では、FIRE達成者たちは「どれくらいの貯蓄率で」FIREを達成したのでしょうか?
20代~40代のFIRE達成者達は
で達成している人が多いですね。
この記事では、3人のFIRE達成者の貯蓄率を紹介します。
名前 | 貯蓄率 | 達成期間 |
クリスティー・シェン&ブライス・リャン | 52~78% | 約10年 |
井上はじめ | 45% | 約10年 |
ジェイエル・コリンズ | 50% | ??(約15年) |
最後に、僕の貯蓄率からFIRE達成状況、達成までの期間を算出してみます。
FIREを目指す方の参考になると嬉しいです。
20代~40代のFIRE達成者
僕が読んだ書籍の中で、20代~40代でFIREを達成した3人を紹介します。
名前 | 貯蓄率 | 達成期間 |
クリスティー・シェン&ブライス・リャン | 52~78% | 約10年 |
井上はじめ | 45% | 約10年 |
ジェイエル・コリンズ | 50% | ??(約15年) |
彼らに共通しているのは
ということでした。
クリスティー・シェン&ブライス・リャン
この二人は31歳で100万ドル(約1億円)の資産を築いてFIREしました。
貯蓄率は52~78%です。
夫婦でコンピュータ・エンジニアとして働き、無駄な支出を削り、インデックスファンドに投資をして資産を築き上げました。
巷で言われている「王道」のようなFIREパターンです。
こちらの書籍では、
などが著者の経験をもとに詳しく書かれています。
FIREをしたいという方は一度読んでみることをオススメします。
心から好きなことをすれば、お金は後からついてくると期待するのは危険です。まずお金を追いかけましょう。好きなことはその後でもできるのです。
出典:クリスティー・シェン (著), ブライス・リャン (著), 岩本 正明 (翻訳)「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」ダイヤモンド社,2020年,58ページ
井上はじめ
井上はじめさんは、33歳で約1億円の資産を築きました。
手取り月給22万円の中から、毎月10万円を積立投資していたようです(貯蓄率:約45%)。
その資金を元手に不動産投資を始め、1億円の資産を築きました。
やはりレバレッジがかけられる不動産は夢がありますね。
(僕は怖くてやりませんし、著者も誰でもできることではないと断りを入れています。)
1億円達成後も普通に働いているようですので、厳密にはFIREではないかもしれませんね。
しかし、いつでもFIREできる状態であることは間違いないでしょう。
こちらの書籍では、
などが著者の経験をもとに詳しく書かれています。
僕と手取りが近いこともあり、共感できる内容が多くありました。
これから投資を始めるという方にはオススメです。
頑張っても給料の上がらないあなたに、僕は次のメッセージを送ります。
さぁ、僕と一緒に立ち上がろう! 手取り25万円以下のあなた!(笑)
出典:井上はじめ(著)「33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由」新潮社,2020年,70ページ
ジェイエル・コリンズ
ジェイエル・コリンズ氏は「いつ、いくらでFIREしたのか?」がよく分かりませんでした。
上記著書から推察すると、投資を始めてから約15年ほどで、働かなくても大丈夫な状態だったらしいです。
また、貯蓄率は50%と書かれています。
収入の50%を確実に貯蓄し、インデックスファンドに投資をして資産を築きました。
途中、何度も無職の期間を経験しているので、FIRE達成期間が他の方より長いのでしょう。
「会社に縛られないお金」を上手に使い、FIRE達成前から「働きたい時に働き、働きたくないときは働かない」という達成後のような生活をしていたようです。
こちらの書籍では、
などが著者の経験をもとに詳しく書かれています。
FIREに限らず、これから資産形成をしたいという方にはオススメです。
この自由こそ、お金で買える最も価値のあるものです。私がこの本でお伝えしようと考えたのは、それを実現するための戦略なのです。
出典:ジェイエル・コリンズ (著), 小野 一郎 (翻訳)「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」ダイヤモンド社,2020年,293ページ
貯蓄率を上げる方法
貯蓄率を上げるには、この2つしかありません。
残念ながら、「収入を上げる」というのは誰にでも出来ることではありません。
(僕もできていません。どうすればいいのか分かりません。)
しかし、「支出を減らす」というのは誰にでも出来ることです。
当ブログでも、僕が実践してきた節約術を紹介しています。
もちろん、全部が全部、皆さんができることではありません。
自分でも出来そうなものから真似してみてください。
管理人の貯蓄率とFIRE達成状況
僕の2021年の貯蓄率とFIRE達成状況は以下の通りです。
なお、FIRE達成条件は5,000万円と設定しています。
残念ながら10年前後でのFIREは無理そうです。
資産運用の結果にもよりますが、15年〜20年でFIRE達成できそうです。
また、ジェイエル・コリンズ氏が言っている「会社に縛られないお金」は十分にあります。
いざとなったら辞表を叩きつけてやれそうです。
FIREを目指す以外でも、蓄えた資産は自分を守ってくれます。
FIREすることだけが人生ではありませんが、資産形成は誰もがすべきことだと思います。
まとめ
今回紹介したFIREを達成者たちは、それなりに長い時間をかけて貯蓄を続けてきた人たちです。
10年でFIREできた人たちは、相場が良かったなど一部運の要素はあります。
しかし、宝くじ、株、事業で一発当てることに比べれば、遥かに再現しやすい手法でしょう。
また、貯蓄率50%以上は無理でも、時間をかければFIREは可能です。
貯蓄率30%なら約30年(利回り4%)となります。
65歳、70歳定年が当たり前となった世界では、50代でもFIREといえるのではないでしょうか?
僕自身も「10年でFIRE!」というのは考えていません。
できる範囲でコツコツ積み上げていこうと思っています。
「FIREして後悔した!」という話は聞いたことがありません。
仕事や会社に縛られない人生は、きっと素晴らしいものなのでしょう。
僕も道半ばですが、FIREを目指して頑張ります。
一人でも多くのFIRE達成者が生まれると嬉しいです。
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