2023年1月21日「Fund of the Year 2022」が発表されました。
「Fund of the Year」は、投資信託のブログを書いているブロガーが選ぶ優良な投資信託です。
証券会社の謳い文句や広告に惑わされず、各個人が「優良」と思う投資信託が選ばれます。
その「Fund of the Year 2022」の1位から10位が以下の通りです。
順位 | ファンド名 | 管理人保有 | 長期投資オススメ度 |
1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | ○ | ○ |
2 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ー | ○ |
3 | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | ○ | ○ |
4 | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | ー | ○ |
5 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | ー | ○ |
6 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | ○ | △ |
7 | ひふみ投信 | ー | × |
8 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | ○ | ○ |
9 | 結い 2101 | ー | × |
10 | 農林中金パートナーズ長期厳選投資おおぶね | ー | × |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(愛称:オルカン)が4年連続の第一位です。
おめでとうございます。
ランクインしている投資信託には、僕が保有している銘柄も多くて嬉しいです。
また、2022年はアクティブファンドのランクインが目立ちますね。
僕はアクティブファンドに投資するつもりはありません。
理由は、長期投資に向いていないと考えているからです。
長期投資を考えた場合、手数料の安いインデックスファンドが有力候補になります。
この記事では、実際に購入、運用してみた経験から「Fund of the Year 2022」の中で
をしようと思います。
銘柄選びの参考になると嬉しいです。
昨年の結果はコチラ。
長期投資にオススメの商品
僕が「Fund of the Year 2022」の中で「長期投資にオススメな銘柄は?」と聞かれたら以下の投資信託を挙げます。
なお、投資経験の浅い初心者の方を想定しています。
「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」もアリだと思いますが、初心者向けということでETFは避けました。
それぞれの投資信託を比較してみましょう。
オススメ順位 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
商品名 | eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | <購入・換金手数料なし> ニッセイ 外国株式インデックスファンド |
種類 | 全世界株式 | 全米株式 | 全米株式 | 先進国株式 (日本除く) | 先進国株式 (日本除く) |
ベンチマーク | MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス | S&P500 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | MSCIコクサイ・インデックス | MSCIコクサイ・インデックス |
純資産額 | 8495.44 億円 | 17107.32 億円 | 7658.15 億円 | 3916.00 億円 | 4345.64 億円 |
設定日 | 2018年10月31日 | 2018年7月3日 | 2017年9月29日 | 2017年2月27日 | 2013年12月10日 |
分配金 | なし | なし | なし | なし | なし |
購入手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.1144% | 0.0968% | 0.162% | 0.1023% | 0.1023% |
信託財産留保 | なし | なし | なし | なし | なし |
市場価格 | 16,738円 | 18,593円 | 19,183円 | 19,781円 | 26,141円 |
直近利回り (年率) | 12.78% (直近3年) | 15.18% (直近3年) | 14.53% (直近3年) | 14.00% (直近3年) | 13.95% (直近3年) |
リスク(年率) | 23.38% (直近3年) | 24.25% (直近3年) | 25.25% (直近3年) | 24.55% (直近3年) | 24.54% (直近3年) |
シャープレシオ | 0.64 | 0.71 | 0.67 | 0.66 | 0.66 |
どの投資信託の「つみたてNISA」「iDeCo」の非課税口座で購入可能です。
また、ほとんどの証券会社で取り扱っています。
オススメ順位は僕の偏見です。
僕は「全世界株式」や「全米株式(S&P500やVTI)」のインデックスファンドが良いと思っています。
「先進国株式」でも良いですが
- 経済大国アメリカの影響が小さくなる
- 新興国の成長を取りこぼす
という理由から「ちょっと中途半端かな?」という印象です。
1〜3位の投資信託については、僕自身も保有、運用しています。
1~3位について、詳しく特徴を見ていきましょう。
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
4年連続第一位の投資信託。
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスは、全世界の約3,000社から構成されるインデックスです。
世界経済はどんどん成長すると考えると、長期的に右肩上がりが期待できます。
手数料も安く、長期投資にはかなりオススメ投資信託です。
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
4年連続で第10位以内に入っている投資信託。
S&P500は、米国主要500社で構成されるインデックスです。
世界経済を引っ張っていくのはアメリカと考えると、長期的に右肩上がりが期待できます。
手数料も安く、長期投資にはオススメの投資信託です。
直近3年はアメリカ経済が絶好調だったため、オルカンよりもリターンが大きいです。
しかし、全世界株式よりもリスクが大きくなっています。
3. 楽天・全米株式インデックス・ファンド
CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国約4000社から構成されているインデックスです。
経験上、S&P500と値動きは大きく変わらないですね。
手数料も安く、長期投資にはオススメの投資信託です。
S&P500と同じく、全世界株式よりもリスクが大きくなっています。
迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」
結局どれがいいの?
と聞かれたら「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と答えます。
4年連続の第1位ですからね。
投信ブロガーだけではなく、多くのYouTube動画、書籍でも推薦されています。
積立投資を始めるならクレカ積立
これらのファンドで積立投資をするなら、クレカ積立に対応しているネット証券がオススメです。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | auカブコム証券 | |
提携クレジットカード | 三井住友カード | 楽天カード (楽天キャッシュ) | マネックスカード | auPAYカード |
ポイント還元率 (上限:毎月5万円) | 0.5% 1%(ゴールド) 2%(プラチナ) 5%(プラチナプリファード) | 0.5% | 1.1% | 1% 3%(UQ利用者) 5%(au利用者 |
ポイント種類 | Vポイント | 楽天ポイント | マネックスポイント | Pontaポイント |
長期投資にオススメしたファンドは、上記すべての証券会社で購入できます。
ポイント還元率は損益に対して誤差みたいなものなので、そこまで気にする必要はありません。
好きなところでいいと思います。
あえてオススメを言うなら「SBI証券」ですね。
クレカ積立以外にも色々なサービスを展開しています。
まとめ
オススメした商品以外も、優良な投資信託だと思います。
今回は長期投資、初心者向けという視点で選ばせていただきました。
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」は、インデックスファンドが人気ですね。
投信ブロガーさんの多くが、長期投資を前提にしているのかもしれません。
優良な投資信託は、資産形成の大きな味方になります。
NISA、iDeCo、企業型DCなど、ファンド選びの参考にしてみてください。
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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