こんにちは。全米株式インデックをメインで運用しているガウです。
僕は3年以上、全米株式インデックス(VTI)に連動する投資信託を運用しています。
全米株式インデックス・ファンドへの長期投資は、投資界隈で王道と呼ばれている投資方法です。
VTIという商品が王道中の王道なのですが、ETFという商品のため、初心者にとっては難易度が高めとなっています。
そこで初心者にオススメなのが、VTIに連動する投資信託です。
代表的なVTI連動の投資信託は以下の2つです。
これら2つは、超低コストで米国株式に投資できる優良投資信託です。
ほとんど同じ商品ですが、ほんの少しだけ違いがあります。
僕は楽天VTIもSBI・VTIも保有していますので、この記事では
について紹介します。
結論だけ先に書くと、
投資を始めるなら「SBI・VTI」がオススメ
→運用実績は同じで手数料が安い!
オススメの買い方は三井住友カードによるクレカ積立
→クレカ積立によるポイント還元あり!
つみたてNISAやiDecoでの購入もGood
→長期積立投資との相性も◎!
投資信託選びの参考になると嬉しいです。
【楽天VTI】vs【SBI・VTI】の比較
商品名 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド |
指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
構成銘柄数 | 約4,000銘柄 | 約4,000銘柄 |
純資産額 (2023年4月11日時点) | 8,400.69 億円 | 1417.82 億円 |
設定日 | 2017年9月29日 | 2021年6月29日 |
分配金 | なし(再投資) | なし(再投資) |
購入手数料 | 無料 | 無料 |
信託報酬 | 0.162% | 0.0938% |
信託財産留保 | なし | なし |
取扱証券会社 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など | SBI証券、auカブコム証券 |
主な違いをまとめると以下の通りです。
- 純資産額は楽天VTIの方が大きい
- SBI・VTIは2021年スタートの新しい商品
- 信託報酬(手数料)はSBI・VTIの方が安い
- SBI・VTIを購入することができるのは限られた証券会社
【本家VTI】との違い
楽天VTIもSBI・VTIも「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(本家VTI)を通して運用されています。
本家VTIとの主な違いは以下の通りです。
本家VTI | 楽天VTI | SBI・VTI | |
手数料 | 年率0.03%程度 | 年率0.162% | 年率0.0938% |
直近配当利回り | 1.55% | なし | なし |
最低投資額 | 約25,000円~ | 100円~ | 100円~ |
つみたてNISA、iDeCo | × | ○ | × |
ポイントをまとめると、本家VTIは
- 手数料が安い
- 分配金がもらえる
- ドルの購入が必要
- 再投資は自分で行う
- まとまった資金が必要
- つみたてNISA、iDeCoは使えない
(一般NISA、ジュニアNISAなら可能)
本家VTIは、手数料が安いですが手間がかかるのがデメリットです。
初心者のうちは楽天VTIやSBI・VTIのような投資信託がよいでしょう。
【楽天VTI】の特徴
米国株約4000銘柄に投資できる、まさに米国株まるごとパックです。
米国株式市場は長期的にみると右肩上がりのチャートとなっています。
長期投資にオススメであり、つみたてNISAやiDoCoとの相性も良いです。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、
「Fund of the Year 2021」、「Fund of the Year 2022」
という投信ブロガーが選ぶ優良ファンドの第8位を獲得している人気ファンドでもあります。
楽天VTIの構成
米国の主要企業すべてに投資されています。
米国企業すべての所有権を有していると言ってもよいでしょう。
(言い過ぎかも)
楽天VTIの市場価格・分配金・利回り
市場価格(2023年4月11日):19,874円
利回り(直近3年の年率):22.34%
分配金:0円
10,000万円からスタートしているので、設定来で約2倍になっています。
直近3年の利回りは脅威の22%超、好調な株式市場の恩恵を受けています。
分配金はありません。
楽天VTIの運用実績
僕は楽天VTIを保有していて、運用実績を以下の記事で紹介しています。
◆運用実績
【SBI・VTI】の特徴
楽天VTI同様、米国株まるごとパックです。
信託報酬:年率0.0938%と超低コストで運用できます。
こちらも長期投資にオススメであり、つみたてNISAやiDoCoとの相性も良いです。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドも、
にランクインしており、優良ファンド第10位です。
SBI・VTIの構成
楽天VTIと同じです。
SBI・VTIの市場価格・分配金・利回りの推移
市場価格(2023年4月11日):11,261円
利回り(設定来):12.61%
分配金:なし
登場して間もない商品なので、情報は少なめです。
楽天VTIと同じ指数で運用されているので、楽天VTIと同様と考えて良いでしょう。
【楽天VTI】【SBI・VTI】どっちがいい?
この2つの投資信託は、手数料と取り扱っている証券会社しか違いがないです。
そのため、開設している(しようとしている)証券会社で決めれば良いと思います。
SBI証券、auカブコム証券:SBI・VTI
それ以外:楽天VTI
「0」スタートなら【SBI・VTI】
これから投資を始めるならSBI・VTIがオススメです。
手数料の安さは、長期的にみると大きなメリットとなります。
僕が投資を始めた時は、SBI・VTIはありませんでした。
当時SBI・VTIがあったら、間違いなくSBI・VTIを選んでいるでしょう。
SBI証券には「投信マイレージ」という保有するだけでポイントがもらえるサービスもあります。
(年率:0.022%)
微々たるものですが、保有しているだけでポイントがもらえるのは嬉しいです。
【SBI・VTI】オススメの買い方
オススメの買い方は、三井住友カードによるクレカ積立です。
カードの種類により、購入額の0.5%~2%のポイントがもらえます。
(毎月の最大購入金額:5万円)
つみたてNISAで購入するのもGoodです。
【楽天VTI】オススメの買い方
楽天VTIなら、マネックス証券で購入するのがオススメです。
マネックス証券ならマネックスカードでクレカ積立が行えます。
クレカ積立のポイント還元率:1.1%
(毎月の最大購入金額:5万円)
他の証券会社と比べてもかなり高めの還元率です。
SBI・VTIに対する手数料が高さをカバーすることができます。
まとめ
投資において、インデックス(指数)選びは超重要です。
VTIという指数は、今後も成長が期待できる優良なインデックスですので、指数選びは問題ありません。
今回紹介した楽天VTI、SBI・VTIは、長期投資に向いている投資信託です。
- 成長が期待できる指数
- 安い手数料
つみたてNISAやiDeCoとも相性抜群です。
もちろん投資において「絶対勝てる」というものはありません。
それでも楽天VTIやSBI・VTIは、過去の実績から見ると、15年以上持ち続ければ増える確率は高いです。
今の日本では、投資をしなければどんどんお金の価値が減少していきます。
「投資しようか迷っている」という方は、少額からでもいいので始めてみてはいかがでしょうか?
楽天VTIやSBI・VTIは、100円からでも購入できます。
「始めやすさ」という意味でも初心者にオススメです。
銘柄選びの参考になりましたでしょうか?
今後、S&P500や全世界株式に連動する投資信託についても紹介する予定です。
よろしければ、そちらも銘柄選びの参考にしてみてください。
皆さんの資産運用が上手くいくことを願っています。
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