セゾン投信ってどんな会社?
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特徴
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの運用実績
僕は2015年に「投資」を始めました。
一番初めに手を出したのが、
セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
という投資信託です。
なぜ「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」にしたかというと
- ネットで「投資 初心者 おすすめ」で検索
- 検索結果の上位サイトで紹介されていた
- セゾンって聞いたことあるから何となく安心
という理由からです。
投資信託の選び方としては良くないので真似しないでください。
※「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は悪い商品ではないので安心してください。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、「Fund of the Year 2021」という「投信ブロガー」が支持する投資信託として、入賞もしています。
投資信託を選ぶ際、
- どのような会社の、どのような商品なのか
- 自分が期待する利回りを本当に得られるのか
- リスク許容度の範囲内か(耐えられるレベルの値動きか)
を知っておくというのは非常に重要です。
この記事では、
- セゾン投信ってどんな会社?
- 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の特徴
- 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用実績
- 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のメリット/デメリットは?
- 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」はどんな人におすすめ?
僕は約8年間「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を運用し、今でも保有しています。
現時点での運用実績は以下のとおりです。
元金:3,130,000円
評価額:4,148,018円
損益:1,018,018円
リターン:+33%
もちろん、これからも同じようなリターンになるとは限りませんが、運用のイメージが掴めればと思います。
これから投資を始める方や、銘柄選びで迷っている方の参考になると嬉しいです。
セゾン投信とは?

「セゾン」といえば「クレジットカード」
というイメージの方も多いのではないでしょうか。
セゾン投信は、クレジットカードで有名なクレディセゾンの子会社です。
怪しい会社ではないので安心してください。
取り扱っている投資信託の商品は以下の3つです。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
⇒ 株式50%、債券50%の商品(低リスク・ミドルリターン) - セゾン資産形成の達人ファンド
⇒ 株式100%の商品(ハイリスク・ハイリターン) - セゾン共生日本ファンド
この記事では、僕が実際に保有している
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
について詳しく紹介していきます。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の特徴
商品名 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド |
投資対象 | 全世界株式と全世界債券 |
純資産額(2022年5月20日時点) | 3004.48 億円 |
設定日 | 2007年3月15日 |
分配金 | 再投資 |
購入手数料 | 無料 |
信託報酬 | 0.58% |
信託財産留保 | 0.1% |
取扱証券会社 | セゾン投信 |
つみたてNISA | ○ |
iDeCo | ○ (楽天証券、SBI証券でもOK) |
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、インデックスファンドです。
インデックスファンドは、特定の指数に連動するように、複数の銘柄で構成されています。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、構成銘柄に債券も入っている「バランスファンド」と呼ばれる種類の投資信託です。

世界中の株式と債券の丸ごとパックのようなイメージ
「バランスファンド」の特徴や具体的な銘柄については、以下の記事でも紹介しています。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、他のバランスファンドに比べて
- 純資産額が大きい
- 直近の利回りが大きい
のが特徴です。
分散効果の大きい投資信託
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、金融庁のホームページでも紹介されている3つの分散により投資リスクを低減しています。
- 資産の分散
⇒ 株式と債券の比率が50:50 - 地域の分散
⇒ 世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券 - 時間の分散
⇒ 定期積立プラン
一般的に株式と債券の値動きは逆です。
株価が下がった時でも債券価格が上昇し、株価の下落による損失が軽減されます。
また、世界中に分散投資できるため、一国の景気が悪くなったとしても、全体の損失を軽減することができます。
さらに、毎月定額購入することで、価格が高い時期には少なく、価格が低い時期には多く購入でき、短期的な値下がりによる損失を軽減できます。
信託報酬:年0.57%±0.02%
信託報酬というのは毎年かかる管理費のようなものです。
(投資信託を持っているだけで取られる費用)
低ければ低いほどよいとされています。
購入手数料無料
投資信託には、購入するときにも手数料が取られる商品も存在します。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、購入時の手数料は無料です。
信託財産留保:0.1%
信託財産留保は、売却の際に発生する手数料です。
信託財産留保がかからない投資信託も存在しますが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は0.1%かかります。
月々5,000円から積立可能
多くの投資信託には、毎月一定額購入するプランがありますが、購入金額の下限額が決まっています。
最低購入額が数万円の投資信託もありますが、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は月々5,000円から購入可能です。
Fund of the Year 2021 第7位
「Fund of the Year 」は投資信託に関するブログを書いている「投信ブロガー」が支持するファンドランキングです。
証券会社の謳い文句や広告に惑わされず、ブロガー個人が「優良」と思う投資信託に投票して選ばれます。
「Fund of the Year 2021」だけではなく、過去何度も受賞しています。
2019年:7位
2020年:4位
2021年:7位
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の運用実績
僕が約8年間「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を運用した実績を紹介します。
元金:3,130,000円
評価額:4,148,018円
損益:1,018,018円
リターン:+33%
運用実績の推移(2020年7月〜)

青色が元金、赤色が利益(損失)です。
※投資自体は2015年から始めていますが、毎月の管理は2020年7月から始めました。
2021年は利益が大きく上昇、2022年は利上げや円安の影響でほぼ横ばいです。
増減はあるものの、長期的には順調に増やせていると思います。
今後の運用方針
2022年からは追加入金をやめました。
- NISA口座の変更
- 超低コストインデックスファンドの登場
- 株式100%のインデックスファンドをメインに変更
2017年あたりから非常に低コストなインデックスファンドが登場、投資に慣れてリスク許容度も上がったため、メインを株式100%のインデックスファンドに切り替えています。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、取り崩しの必要があるまでは、売却する予定はありません。
これからも保有し続けて、運用実績を確認していこうと思います。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のメリット
ミドルリスク・ミドルリターン
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は前述のように、
- 資産の分散
- 地域の分散
- 時間の分散
これら3つの分散効果により、損失のリスクを軽減しています。
これだけ分散できていれば、大幅に下落する可能性は低いと思われます。

僕が経験した一番大きな損失は-10%程度
また、直近5年間の利回りは約8%(2022年時点)と期待リターンも大きいです。
ほったらかしで資産を増やせる
株式と債券の比率、各国の割合などは、定期的に調整(リバランス)する必要があります。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」なら、勝手に調整(リバランス)してくれるので、この1本を買い続けるだけでOKです。
定期積立プランなら、指定した銀行口座から毎月自動で引き落とされるので、申し込み以降やることがありません。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」のデメリット
信託報酬が高い
「ものすごく高い」というわけではないですが、もっと手数料が安くて、同等以上の利回りの投資信託が結構あります。
昔は低い方だったのですが、最近は手数料が安く優良なファンドが次々と登場しており、それらのファンドを比べると高いです。
(参考)Fund of the Year 2019上位ファンドとの比較
順位 | 商品名 | 信託報酬 |
1 | eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) | 年0.1144% |
2 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 年0.0968% |
3 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 年0.1023% |
4 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 年0.1023% |
5 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 年0.154% |
6 | 楽天・全米株式インデックスファンド | 年0.162% |
7 | セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 年0.57% |
上位のファンドは「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」より手数料が安いですね。
ちなみに、インデックスファンドの信託報酬は「0.3%以下」がよいとされています。
上位は軒並み「0.3%以下」ですね。

上位ファンドの期待リターンは同等以上
人気なファンドには人気な理由があるね
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、過去に2回信託報酬を引き下げています。
今後も下がることに期待です。
利回りが低い
債券が50%組み込まれているので、株式100%のファンドに比べると、リターンは小さいです。
長期運用で期待リターンを大きくしたい場合は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のような
株式100%のファンドの方が良いと思います。

株式100%のファンドは値動きも大きいので注意!
暴落時に一気に持っていかれる
各種手続きが郵送
個人的に、これが一番嫌です。
これだけインターネットが発達した世の中で、
- 住所変更
- 銀行口座変更
- 積立額の変更 など
これらの各種手続きが郵送のみです。
めちゃくちゃ手間と時間がかかります。

マジで意味わからん!
効率化して信託報酬下げてくれ!
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が向いている人
長期間「ほったらかし」で資産を増やしたい人
- 色んなファンドに投資するのは面倒
- リバランスとかやりたくない
- 投資に時間を費やしたくない
- だけど老後の資産は貯めたい
手数料は安くはありませんが、定期積立プランに申し込んでおけば毎月、登録した銀行口座にお金を入れておくだけでOKです。
ビジネスや副業に全量投球することができます。

一度申し込んだら、マジでやることがない
気づいたらお金が増えている感じだよ!
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の始め方
セゾン投信に口座を開設する
セゾン投信のサイトから口座開設の申し込みをしましょう。
オンライン申し込みが早くておすすめです。
口座開設の際には、以下の書類を用意しておきましょう。
マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナンバーカードだけでOKです。
以下のうち、どれか一つ
- マイナンバーカード
- マイナンバー通知カード
- マイナンバーが記載された住民票の写し
以下のうち、どれか一つ
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 各種健康保険証
- パスポート
つみたてNISAを活用しよう
つみたてNISAとは、年間40万円、最大20年間の投資で得た利益が非課税になる税制優遇制度です。
つみたてNISAを利用しない:約20万円が税金で引かれる
つみたてNISAを利用:丸々100万円もらえる
セゾン投信で口座開設の申し込みを行うと後日書類が送られてきます。
つみたてNISAの申請書も同封されているので、必要事項を記載して申し込んでおきましょう。
なお、つみたてNISAの開設には、約1か月かかります。
申し込んですぐに利用できるわけではないので注意してください。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」の買い方
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は二種類の買い方ができます。
定期積立プラン
定期積立プランは、毎月決まった日(毎月4日(休日の場合は、翌営業日)に決まった金額を、自動購入するサービスです。
金額は月々5,000円から設定可能となっています。
また、年に2回まで特定の月に増額することも可能です。

サラリーマンならボーナス月に増額することもできるよ!
セゾン投信の口座開設時送られてくる申し込み用紙に、必要事項を記載して返送すると定期積立プランでの購入ができます。
積立額の変更方法

一度設定したら変えられないの?
積立額の変更はどうやるの?
毎月の積立額を変更するには、「定期積立プラン 変更・解約届」を送ってもらう必要があります。
上記資料はセゾン投信ネット取引にログインして請求します。


あとは、確認画面でパスワードを入力するとセゾン投信から書類が送られてきます。
送られた書類に必要事項を記載して返送することで積立額を変更できます。

郵送のみなので、面倒だし時間もかかる
申し込み時にしっかりと決めた方がいいよ!
スポット購入
スポット購入は「買いたい時に買いたい金額分買う」という買い方です。
最低購入金額は1万円で、1円単位で金額指定できます。
利用するには、事前に専用口座にお金を振り込む必要があります。
振り込み口座は、口座開設時に送られてくる資料かセゾン投信ネット取引で確認できます。
セゾン投信ネット取引での振込口座確認方法

購入方法の詳しい説明はコチラ。
おすすめは定期購入プラン
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、定期積立プランで購入するのがおすすめです。
特に、投資をしたことがない初心者の方に定期積立はおすすめとなります。
- 一度申し込めば「ほったらかし」で大丈夫
- 少額(5,000円)から積立できる
- 続けやすい
一度申し込めば「ほったらかし」で大丈夫ですし、ドルコスト平均法は初心者が投資を「始める、続ける」のに適しています。
まとめ
元金:3,130,000円
評価額:4,148,018円
損益:1,018,018円
リターン:+33%
- セゾン投信はクレジットカードで有名なクレディセゾンの子会社
⇒ 怪しい会社ではない
- 分散効果の大きい投資信託
- ミドルリスク・ミドルリターン
- 信託報酬は高め
長期間ほったらかしで資産を増やしたい人に向いている
→ 老後資金をこのファンド1本で作りたい、など
最初の申し込み以外やることがほとんどにないので、投資初心者におすすめな投資信託なのではないでしょうか。
ただし、最近は超低コストなインデックスファンドが多数登場しており、これから投資を始めるならそちらを検討してもよいでしょう。
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、他のバランスファンドに比べて
- 純資産額が大きい
- 直近の利回りが大きい
- 信託報酬が高い
という特徴があります。
僕は「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」以外にも複数の投資信託を保有しており、運用実績については、ブログ、Twitterで紹介しています。
興味のある方は参考にしてみてください。
銘柄選びの参考になりましたでしょうか?
皆様の資産形成が上手くいくことを願っています。
コメント